去る6月にラストアルバム『ah-面白かった』をリリースした吉田拓郎。そのラストメッセージは、
「色々あった・・でも・・いつも心に決めて来た事・・
一人になっても構わないから先に行く・・
それが僕の音楽人生!いよいよだな」
日本の音楽シーンを牽引してきた吉田拓郎らしい台詞に感心するしかない。そしてこれを週刊コミック誌「ビッグコミック」が取り上げ、今週の同誌の表紙が
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※「ビッグコミック」23号 定価:450円(税込)
御年76歳の拓郎、先に「行く」のか「逝く」のか判らないが後ろを振り返らない姿勢は昔から一貫している。たぶん私が中学生の頃に聞いた、1974年のアルバム『今はまだ人生を語らず』以来ではなかろうか。
おそらく拓郎はこのまま「人生を語らず」に行くのだろう。
「一人になっても構わない、先に行く」
この言葉は昨年当ブログで取り上げた詩人・寺山修司の名言、
「振り向くな、振り向くな。後には夢がない。」
に通じる潔さがあって心地よい。
(ご参考) 2021年12月1日エントリー
今月の銘言「振り向くな、後には夢がない」
(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2021/12/01/020619 )
今年も筆者の縁者や先達が亡くなって、改めて思った。人間、過去の栄光や思い出ばかりに浸り始めた時、すでに生きながら死んでいるのだ…と。
だから、せめて「想い」だけでも前を向いていたいものである。
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