現時点における代替エネルギー確保に対して正面から向き合わず、単に「脱原発」を念仏の如く叫んでいる人々に呆れ返ったので認めたエントリーだったが、具体例として金沢大学理工研究域電子情報学系の上野研究室(上野敏幸准教授)の方式を写真入りでご紹介してみた。
あれから一年、技術の進歩は早いもので、大手ゼネコンの竹中工務店がオフィス空間で日常的に発生する環境振動エネルギーを電力変換する技術を開発したのである。
ケンプラッツ建築・住宅11月13日配信記事↓
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オフィスで振動発電、竹中工務店が実証した
竹中工務店は、人の歩行や設備機器などによって建物内で日常的に発生している環境振動のエネルギーを電力に変換してセンサ向けの電源として活用する技術を開発、建物内の環境をモニタリングする無線センサ・ネットワーク・システムに応用した。改修においても配線工事をすることなく、省エネや快適性・満足度の向上につながるモニタリング・システムの実用化を目指す。
同社は、空調ダクトの微振動を利用したオフィス空間の温湿度モニタリング実証試験を同社の技術研究所で実施し、半年間にわたって電源自立型のシステムが稼働することを確認した。今後、適用先や用途に応じて様々なデバイス・メーカーとの業務提携を検討しつつ、振動発電を利用した技術・システムを拡大する。(以下略)
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もちろん現段階では、大規模事業体の需要を賄えるだけのエネルギー供給は無理。しかし将来的にはエネルギーの増幅技術や、効率良いエネルギーの電力変換技術が発達するであろう。
エネルギーを取り出す振動は「人間の歩行」というシンプルな行動によるものでもOKである。それからスポーツジムでお馴染みのサイクリング機器や、ジャズダンス、ヒップポップダンスなどからも、有効なエネルギーが取り出せる筈である。
「脱原発」を唱える人は日本国民の手本となるよう、率先して行うべきではないだろうか。それも仕事帰りの1時間とか2時間とかではなく、365日、24時間休みなく歩き、サイクリング機器のペダルを漕ぎ続けて欲しい。いずれ過労死するだろうが、そうなったらそれで政府から「人力発電国民栄誉賞」の賞金が遺族に手渡されるようにでもすればよい。
そんな根性が「脱原発」論者にあるのかな?
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