賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

東証STDのユニバ元会長から謎文書が

 

当ブログで何度もご紹介しているパチンコ・パチスロ大手の

(株)ユニバーサルエンターテインメント東証STD、6425)。

 

16日に同社よりお知らせメールが来ており、その内容は9月に臨時株主総会を招集するための基準日についてであった。

 

※7月16日付IRリリース

<臨時株主総会招集のための基準日設定に関するお知らせ>

(https://ssl4.eir-parts.net/doc/6425/tdnet/2475188/00.pdf )

 

ここは株主代表訴訟(株主1名)で去る4月に東京高裁が当時の富士本代表取締役に対して取締役としての善管注意義務違反ないし忠実義務違反を認め、同社に対する賠償責任があるとして、4,349万7,203.80米ドル及びこれに対する遅延損害金の賠償請求を認容する判決を出していた。

 

そのため4月26日付で冨士本氏は代表取締役社長を辞任したものの依然取締役に留まっていた。9月の臨時株主総会の議案はその冨士本氏を取締役から解任するかどうかに係る議案を付議するとあった。

 

この同社リリースだけでは事情がよく判らなかったが、昨日我が家に謎の茶封筒が届いた。差出人は連名で、渡辺某氏と既に追放されたユニバ元会長の岡田和生氏となっているではないか!

 

住所氏名が逆で、何故か「様」だけが異常にデカい明朝体。恐らく株主名簿か何かを帳票出力したものをそのまま切り貼りしたらしい、チープさ満点の封書ではないか。

 

中の文面によると渡辺氏というのは同社元社員の由。

 

そして岡田元会長の文面は2012年に自身が解任追放されたことの不当性と現ユニバ社の不正事案について綴られており、更に冨士本氏の取締役解任と自身の同社復帰(!)を株主の皆さんに支持してほしい旨、2ページにわたり認めてあった。

 

おまけに株主の意向を知りたいらしくハガキまで。

 

 

そもそもイザコザの発端は親子喧嘩ではなかったか。そして度重なる訴訟合戦を繰り広げたり、岡田元会長が武装した手勢を率いてマニラのIRホテルを占拠したりと一連の事案を当ブログでも何度も取り上げてきたのは読者の皆さんご存じの通り。

 

しかし富士本氏も社長在任中、株主総会での自身の発言について何一つ実現させていない上、現経営陣も会社がジリ貧になってゆくのを手をこまねいているだけ。株価も下降線を辿っている。

 

富士本氏を報復的に取締役から解任したところで何かが大きく変わる訳ではなく臨時株主総会でも否決される公算が高いが、「会社の現状なんとかせい!」という株主が相当数いるという事実を現経営陣に突きつけることは悪いことでは無いだろう。

 

それにしても何かとお騒がせな岡田元会長も今年で82歳。考えてみれば人生最後のワンチャンスに賭けてみようとする気概は見上げたものではある。まさに当ブログのタイトル「人生賭博の如し」を地で行く人生ではなかろうか。

 

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