パチスロ大手・ユニバ社株主総会

ＩＲ・カジノ・関連銘柄のひとつであるパチンコ・パチスロ大手である

の第51期定期株主総会が昨28日に東京港区お台場のグランドニッコー東京台場地下1Fの広大なホールにて開催され、長年の株主でもある筆者も出席した。

（3/28筆者撮影）

以前より度々書いているように同社は追放された前会長との間に幾多の訴訟沙汰を抱えている。また一昨年は同社子会社が運営しているフィリピンのＩＲ施設「オカダ・マニラ」を前会長が銃で武装した手勢を率いて一時武力占拠、その3か月後に同社が奪還するという前代未聞の事件が発生した爆弾銘柄である。

(ご参考)

2022年6月8日エントリー

＜　オカダマニラ、前会長が武力占拠　＞

2022年6月19日

＜　武力占拠に無為無策ユニバ経営陣　＞

2022年9月7日

＜　ユニバ経営陣がオカダマニラ奪還　＞

2022年10月20日

＜　ユニバ社、前会長逮捕で株価上昇　＞

その事件以降株価もパッとせず、最近は2,000円台を割り込む軟調な展開になっている。

またコロナ禍以前の同社株主総会は帰り際に“お土産”の菓子折りを配ったりしていたが、最近は飲み物も出ない総会である。当日出席していた株主は50人ほど。ここ数年その程度の人数だから、せめてペットボトルの水でも配ればいいのに気の利かない会社だ。

業績・事業報告ではパチスロ機「バジリスク～甲賀忍法帖」シリーズが好調であることが特に強調されていたのが印象に残った。

(同社HPより寸借)

事業報告の後の株主との質疑応答は事前質問と会場質問がそれぞれ数問。前期の株主総会では2023年12月度も増収増益が予想されるとしており実際に達成されているにも関わらず中間配当のみで期末配当が無配だった件について、誰か質問するかと思ったが無かったのは残念だった。

来期(2024年12月期)決算の会社予想は増収減益(経常利益、当期利益とも減)なので、また無配になる可能性がある。もっとも経営指標を見るとさほど悪いものではない。

PER：(連結)7.95倍

PBR：(連結)0.40倍

株主としては、今後パチスロファンが頑張ってパチンコ・パチスロ業界を盛り上げて頂ければ何も言うことは無い（私はやらないが）。

(好評の「魔法少女まどか☆マギカ」シリーズ、同社HPより寸借)

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