かねてより当ブログにて再三取り上げているカジノ・IR関連銘柄のひとつであるパチスロ大手、(株)ユニバーサルエンターテインメント(東証STD、6425)の第50期定期株主総会が昨30日に東京港区お台場のグランドニッコー東京台場にて開催され、長年の株主でもある筆者も出席した。
(3/30筆者撮影)
同社は当ブログでも度々書いているように幾多の訴訟沙汰に加えて、追放された前会長が銃で武装した手勢を率いて同社子会社の運営しているフィリピンのIR施設「オカダ・マニラ」を武力占拠する事件が発生という爆弾銘柄である。
(ご参考)
2022年6月8日エントリー
< オカダマニラ、前会長が武力占拠 >
(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2022/06/08/113702 )
2022年6月19日
< 武力占拠に無為無策ユニバ経営陣 >
(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2022/06/19/114812 )
2022年9月7日
< ユニバ経営陣がオカダマニラ奪還 >
(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2022/09/07/011127 )
2022年10月20日
< ユニバ社、前会長逮捕で株価上昇 >
(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2022/10/20/043040 )
そして渦中の前会長が帰国しているらしいので総会に出現して修羅場総会と化すのでは?との若干のワクワク感もあったが、流石にそれは無かった。
当日出席していた株主は40人ほど。同社は毎年同じ場所で総会を開催しているが、果たしてホテル地下1Fの広大なホールを会場として使用する意味があるのかどうか疑問しか感じない。
更に出席者すべてにマスク着用を要請し、また株主席の間隔が前後1メートル以上等々、相変わらずの過剰なコロナウイルス対策を続けている。会社としては単に「事なかれ主義」を継続した方が楽なのだろうが。
しかし「オカダ・マニラ」では来場客すべてがノーマスクで楽しんでいるのに、日本人はマスク教に洗脳されたまま。会社側の措置には失望を禁じ得なかった。
事業報告の後の株主との質疑応答は
(事前質問)
〇配当金について
〇遊技機事業について
〇オカダ・マニラについて
〇前会長との紛争について
〇ナスダック上場について
〇岡田美術館について
(会場質問)7問(その内3問は同一人物)
対する富士本社長の答弁は同社IRニュースや総会参考資料に出ている内容と大差なく、特にこれといって注目の材料は無かった。「オカダ・マニラ」のセキュリティー強化については「(前会長による)武力占拠はさすがに予測していなかった」との回答に会場内からは失笑が漏れていた。
それはさておき同社の2022年12月度決算は対前年で増収増益、2023年12月度も増収増益が予想されており、あとは子会社のナスダック上場実現と米国での訴訟案件の解決、そして復配すれば株主としては申し分ない。ユニバ社経営陣の舵取りに今後も期待するものである。
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