賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

元会長不祥事ENEOS株主総会

 

昨年8月に元会長が女性関係のご乱行発覚で突然辞任し、その行状が週刊誌に書き立てられた石油元売り最大手・ENEOSホールディングスの株主総会が去る28日午前10時より開催された。開催場所は毎年恒例のパレスホテル東京千代田区丸の内)2階。

 

 (筆者撮影)

 

元会長の件については当ブログでも昨年エントリーを出している。

 

2022年9月22日

< ENEOS元会長辞任の内幕漏洩 >

(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2022/09/22/102851 )

 

また同社は先日(6/9)、川崎製油所の設備工事に際し高圧ガス保安法に基づく神奈川県知事の許可を受けていなかった事により経産省から検査認定を取り消されたという不祥事も起こしている。

 

そのため総会の開始冒頭、議長(同社の齊藤社長)より川崎製油所と元会長の件について出席株主への謝罪があり、総会の招集通知書に記載された「人権尊重・コンプライアンスに関する取り組みの強化・再徹底について」の説明があった。

 

 

次に事業報告と議案説明、そして10:30以降は株主からの質問ターンとなった。事前質問では

・脱化石燃料、脱炭素への取り組み状況

・株価対策、株主還元策

・子会社のJX金属上場予定に関して

などがあり、また会場では10人の株主から質問があり、11:40まで続いた。

 

前半は主に業績に関する比較的まともな質問ばかりだったのだが、7人目にヤバそうな感じの株主が現れた。昨年の元会長の不祥事について当時社長だった現会長を呼び捨てで回答者に指名し、前会長のセクハラをどの程度知っていたのかと追及を始めたのである。

 

質問というよりは完全に議長無視の吊し上げだったが、太田会長が敢えてそれを受けて真摯に答えていたのは立派だった。その株主は「今ここで会長を辞めると言え!」とくだを巻き始め、議長に止められていたのは無様であった。

 

筆者はこのENEOS株とはもう25年を超える付き合いになる。旧「ジャパンエナジー」→「新日鉱ホールディングス」以来で、新日本石油との経営統合後も石油だけでなく各種エネルギー事業や金属事業のトップランナーとして大いに期待しているので、今後も買い増ししてゆくだろう。

 

同社のPERは(連結)8.32倍、PBRは(連)0.52倍。また1株当たり配当実績は22円、配当利回りは4.43%なので、銀行に金を寝かせておくよりは有利な筈である。

 

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