世間を騒がせた「頂き女子りりちゃん」に懲役9年・罰金800万円の実刑判決が出た。
筆者の使っているベイズ統計数式&オッズ比算出テーブルでは執行猶予がつく可能性を40%としたが厳しかったようである。恐らく詐欺罪単体ではなく、「頂き女子マニュアル」という中年男性をカモにする詐欺指南テキストを製作販売したことが重視された結果であろう。
読売新聞4月22日配信記事↓
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「頂き女子りりちゃん」懲役9年・罰金800万円の実刑判決…裁判長「好意につけ込む狡猾な犯行」
(https://www.yomiuri.co.jp/national/20240422-OYT1T50096/ )
インターネット上で「頂き女子りりちゃん」と名乗り、恋愛感情を利用して男性3人から計約1億5500万円をだまし取ったなどとして詐欺罪などに問われた住所不定、無職渡辺真衣被告(25)に対し、名古屋地裁は22日、懲役9年、罰金800万円(求刑・懲役13年、罰金1200万円)の判決を言い渡した。(以下略)
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この女に引っかかった中年男性に対して筆者が不思議に思うのは、スマホ上でしか知らない相手によく「恋愛感情」が湧くものだという点だ。
また以前のニュースでは3年ほど前に勤務していた店で知り合った横浜市の50代派遣社員男性に「アパレル会社の立ち上げ失敗し借金」云々の嘘で数回に渉って計約5000万円以上を振り込ませ騙し取った由。
この女は神奈川県平塚市出身で高卒後にソープで働いていたそうなので、50代のおっさんはソープ嬢に恋愛感情を持ったということなのだろう。女はそれ以前にも所謂「ハパ活」=売春の常習者だったそうなので、10代で既に騙しのプロ。アホなおっさんを手玉に取るくらいお茶の子さいさいといったところか。
女の作った詐欺マニュアルには「借用書の住所は適当に書けばいい」とか書いてあったそうで、一応は男の疑念対策を考えてはいたようだ。しかしそれを真に受けた別の女が実際にやったところ後日警察の呼び出しを喰らった由、やはり逃げ切るのは難しい。
もう四半世紀近く前の話だが、懇意にしていたキャバ嬢から借金の申し出があったので公証役場で書類作成して公証人の目の前で50万円貸したことがあった。同時にキャバクラの経営者の知り合いの闇金業者に連絡し、万が一でも女が“飛んだ”ら借用書を格安で譲ると「安全保障」措置を講じておいた。
ところがその話がいつの間にか女に伝わったらしく、闇金の裏の連中にいじられるのは困ると思ったのか期日3カ月を前倒しで返済してきた。
本件の「頂き女子りりちゃん」に金を出したおっさんたちは「安全保障」手段を講じることまで頭が回らなかったのだろうか?
それとも基本的に他人を信じず斜め上の回収手段を考えてしまう筆者の方が、ある意味で「人でなし」なのだろうか?
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