我が国政府・外務省は未だに中国の社会情勢と経済状態に関して何らの注意喚起も発せず、また中国政府もそれに悪乗りしてか日本企業の対中投資を呼びかける始末である。
しかし先週、中国経済の悪化を裏打ちするような看過できないニュースが出た。
ロイター12月2日配信記事↓
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HSBC、中国のクレジットカード事業から撤退へ=関係者
(https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/JORC54R7S5KDNAEYD7ADJQG3XM-2024-12-02/ )
[29日 ロイター]英金融大手HSBC(HSBA.L), opens new tab(0005.HK), opens new tabは、8年前に始めた中国のクレジットカード事業から撤退する。事業拡大と収益化に苦戦を強いられたためだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。(以下略)
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(HSBC香港総行(本店)、筆者撮影)
記事は少々ぼかして書いているようだが、要は既存の中国籍クレジットカードホルダーの多くがカードの信用枠内の債務返済を滞らせているため、HSBCとしてはこれ以上債権回収に手間をかけられないと判断した結果の撤退表明である。
中国経済が減速する中であくまでも中国本土の「富裕層」をターゲットとした結果がこれである。
また競合相手が中国全土及び国外にも浸透している「銀聯カード」ということもあり、流石のHSBCも苦戦を強いられていたことは否めない。
今後は中国本土内で従来のHSBC銀行口座を持っている顧客に対して、新規サービスの提供停止または既存サービスの一部停止/廃止を打ち出すかどうかが注目点となるだろう。要注意である。
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