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台湾との絆:日華(台)親善友好慰霊訪問団の帰朝報告会・新年会

 
 
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去る125日(土)、日華()親善友好慰霊訪問団(第十五次)の帰朝報告会・新年会が福岡市天神の「平和樓本店」で行われた。
 
大東亜戦争に際し、日本軍人・軍属として散華された台湾出身の英霊は三万三千余柱、そして本訪問団は台湾・台中市の宝覚寺に於いて毎年1125日に催行されている台湾出身の御英霊の慰霊祭参列を中心に、台湾各地の史蹟・廟での慰霊祭催行と現地の方々との交流を目的としている。
 
我が国には、台湾との友好親善を目的とした団体が数多く存在するが、戦没者の慰霊を中心とした団体は、戦友会を除いては、私たちの団体のほか小数ではないだろうか。
 
私たちは政治結社ではないので、いままで台湾の与野党政治家と接触したことはあまり無い。しかしその姿勢が評価されたのか、平成18年には台湾中華民国)外交部、台日文化経済協会の方々が台北滞在中の私たち訪問団を逆訪問された。
 
さらに平成19年には中華民国・外交部から正式にお招きがあって、訪問団は日本の団体としては初めて、外交部構内に入らせて頂いた。昨年秋の表敬訪問でも一昨年同様、外交部の皆様は日章旗軍艦旗を先頭にした私たちを暖かくお迎え下さったのである。それ以来、外交部との交流は毎回続いており、日台の親善友好の一助を担っている私たちの使命の重要さを改めて再認識させられている。
 
多くの親台湾団体が「日台」と名乗る中で、私たちは敢えて「日華(台)」の名称を継続している。この理由は、台湾自らが未だ「中華民国」と名乗っており、また私たちの行事の後援は国家機関である台北駐福岡經濟文化辧事處である事が一つ。
 
二つ目には、行事に欠かせない国旗敬礼、国歌斉唱の際、未だ「台湾国」は存在しないので、日本国旗と国歌のみでは外交儀礼上甚だ失礼である。そのため両国の国旗・国歌として、「日の丸」、「青天白日旗」掲揚と「君が代」、「中華民国国家」の斉唱を行っているためである。
 
これはあくまでも外交儀礼として筋を通すための措置であり、泛緑陣営民進党、台湾独立派)か、泛藍陣営(国民党、蒋派)か、という話とは別の次元である。
 
当日は来賓として台北駐福岡文化辧事處の戎處長にお越し頂き、訪問団参加者、関係者50数名が集う盛況であった。また第二部の新年会では不肖この私も開会の挨拶を述べさせて頂いたが、わが国と台湾との親善友好を願う同志が年々増えてきている状況は喜ばしい限りである。
 
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ちなみに毎回の私たちの各種行事には、福岡県選出の国会議員や地方議員の方々多数が出席及び祝電を寄せられている。
 
有力で有名な人を目がけて訪台する団体は数多くあるが、祖国防衛のために命を賭して戦われ、斃れられし英霊を顕彰するために海を渡る団体は、今は皆無に近い。しかし、この団体の着実な歩みと深く静かに広がる賛同の輪は、我が国を戦後体制から脱却させていく精神の領域における新しい試みとして、もっと知られていってもいいのではないだろうか。
 
 
810-0001
福岡市中央区天神1丁目338号 天神121ビル13階 株式会社日本教育開発気付
日華(台)親善友好慰霊訪問団事務局
TEL 092-722-0021  FAX 092-725-3190
 
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