インドネシア・バリ島で開催されたICPO(国際刑事警察機構、インターポール)の年次総会に於いて、その総裁に独裁人権弾圧国家・中国の公安部副部長である孟宏偉氏が選出された。どうしてこんな人事になるのだろうか?
(香港)蘋果日報11月11日配信記事↓
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中國公安副部長任國際刑警主席
「強力部門」接掌國際刑警?國際刑警組織(INTERPOL)昨在印尼峇里島舉行第85屆全體大會,會上並舉行主席選舉;結果中國公安部副部長孟宏偉以高票當選主席,任期4年,為首名華人出任該職位。消息隨即惹台媒關注,擔心孟任主席恐令台灣今後更難參與此一國際性組織。
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この人事についてアムネスティ・インターナショナルが、中国は国外の反体制派や亡命者、ウイグル人らを拘束するためにインターポールを長年利用してきたと懸念を示している。
また就任した孟宏偉氏は、かつて胡錦濤・前中共国家主席がチベット自治区の党委書記(権力トップ)だった頃、共産主義青年団(共青団)チベット自治区委副書記として胡錦濤と共にチベット人弾圧を行っていた。1989年のパンチェン・ラマ10世(ダライ・ラマに次ぐ高位の転生僧)急死は中共による暗殺の疑いもあるが、それに関与していた人物のひとりが孟宏偉氏だった。
おそらく中国はインターポールのネットワークを最大限に利用して、海外の民主派人士やチベット人、ウイグル人、南モンゴル人を粛清してゆくだろう。なにしろインターポールのトップ(総裁)に、よりによって弾圧粛清の指揮者だった孟宏偉が座ったのだから、火を見るよりも明らかである。
しかもインターポールは台湾の参加を認めていない。今年の総会で台湾はオブザーバー参加を打診していたが、それすら拒否している。それが中国の差し金であることは明らかで、終いにはインターポールは台湾国外の台湾人へも監視の目を張り巡らせようとする中国に、いいように使われるであろう。
特に危険なのは、我が国かも知れない。警察庁や各都道府県警察が中国の要求に屈して日本在住のチベット人やウイグル人、反体制派の中国人らに関する資料を渡すことは無いと思うが、「国際刑事警察機構」からの要請・・・という大義名分があった場合、警察官僚が事なかれ主義で応じてしまう可能性は否定できないからである。
これが杞憂であってくれれば良いのだが、万一に備えて警察当局には対策を考えて頂きたいものである。
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