賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

今月の唄「雨の慕情」と北非核化

 
梅雨の季節らしい日々が続いている。もう10年くらい前だが、以前書いていたブログでこんな季節にピッタリの唄として八代亜紀さんの「雨の慕情」を取り上げたことがあった。
 
「雨の慕情」
唄:八代亜紀、作詞:阿久悠、作曲:浜圭介、編曲:竜崎孝路

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♪ 心が忘れた あのひとも 膝が重さを覚えてる

長い月日の 膝まくら 煙草プカリと ふかしてた
憎い 恋しい 憎い 恋しい 巡りめぐって 今は恋しい
雨々ふれふれ もっとふれ  私のいいひと 連れて来い

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するとコメント欄に、凄いのが来たのを覚えている。

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「雨々ふれふれ シナにふれ」
シナに核の雨を降らせてやるです

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中共習近平体制になってから膨張拡大路線をひた走っている。また東トルキスタン(シナ名称:新疆ウイグル自治区)やチベット南モンゴルに於ける民族浄化=絶滅政策も厳しさを増している。
 
トランプ政権になってからのアメリカが重視しているのは、何と言っても中共の覇権拡大への惧れである。従って一連のアメリカと北朝鮮との間のやり取りも、米朝関係だけで読む訳にはいかない。トランプ氏は対中国という視点を頭に置いた手を打っている筈である。
 
かねてより述べているように筆者はいくつかのソースを基にして、米朝密約」から米朝同盟」に至る筋が出来ていると推測している。
 
そして「北の非核化」について、先日のシンガポール会談に於いて明確なタイムスケジュールの類が表に出なかったのは、決して「北朝鮮外交の勝利」とか「トランプ政権の失敗」とかではなく、深謀遠慮によるものではなかろうか。
 
先日の習=金会談は北が自発的に出向いたのではなく、おそらく疑心暗鬼の習が呼びつけたものだろう。何故なら、将来的に「米朝同盟」が成ってしまうと、北京の至近距離にアメリカと言う海洋勢力の軍事的脅威が発生するという中共にとっては悪夢の事態となるからだ。
 
アメリカの対中戦略的境界が鴨緑江にまで北上するので「在韓米軍」は不要となり、おそらく仁川~開城付近に駐留する「在朝米軍」となる。当然「米朝軍事共同演習」も開催されるだろう。
 
従ってアメリカとしては、自腹を切らずに中国への軍事的圧力を増すためには、「北の非核化」よりも北の核戦力を維持、もしくは援助した方が都合いい。これがシンガポール会談で非核化を曖昧にした理由のひとつではないだろうか。
 
もし一朝事あるときは、「雨の慕情」の歌詞そのままに、

核の雨が「雨々ふれふれシナに降れ」

という中国にとっての悪夢が現実化する。そして、習近平は数億人を道連れに滅亡してゆく中華人民共和国最後の皇帝として歴史に名を留めることになるだろう。
 

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