あの、おぞましい地下鉄サリン事件から24年が経とうとしている。
平成7年(1995年)3月20日、当時在籍していた事業部は本社とは別にJR秋葉原駅近くのビルに在り、いつも通り8時半ごろ出勤していた。9時過ぎだったか、誰かが「外の様子がおかしい」と言い出し事務所内のテレビをつけたところ、緊迫した映像が流れていて事件の発生を知った。
会社には業務柄、化学系の出身が多く、「サリン」と聞いてピンときた者が結構いた。しかし第二次世界大戦中、ナチス・ドイツでさえヒトラーの厳命で使用しなかったというサリンが本当にこの日本で散布されたのかどうか、みんな半信半疑だった。
その日は在籍者の安否確認やら何やらで過ぎたが、夜の報道で間違いなく「サリン」だと知り、何とも言えぬ怒りが込み上げてきたのを覚えている。
被災された方にはお気の毒だが、世の中はちょっとした弾みで難を逃れたり、あるいは逆に災難にぶち当たってしまったりする。「偶然」の怖さを改めて認識させられた事件だった。
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