賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

令和最初の国賓トランプ氏来日に思う

 
本日いよいよトランプ大統領夫妻が来日する。
 
「令和」初の国賓に対して天皇皇后両陛下が御会見になられ、さらに宮中晩餐会が催される予定の由。
 
我が国の「象徴」でもある今上天皇におかせられては、トランプ氏を引見される最初に是非とも日本古来の慣習である「お辞儀」でもって歓待の意を表されて頂ければよいのにと思う。
 
以前からたびたび書いているが我々日本人は欧米人と会った際、彼らとの挨拶は握手から始まると思い込んでいる人が多い。欧米人がすべて、「握手の習慣」を持っているものと刷り込まれているからでもあろう。
 
しかしながらトランプ氏は意外にも、日本流のお辞儀の習慣を評価している。
 

トランプ氏はその著作『 How toGet Rich 』(邦訳「金のつくり方は億万長者に聞け!」2004年、扶桑社)の中で、握手に関してこう述べている。

 
 
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「知っているかもしれないが、私はばい菌が嫌いだ。握手という不衛生で強制的な習慣を廃して、日本のお辞儀の習慣を採り入れようと、今でも孤独な改革運動を遂行している。」
 
政治家になってからの氏はさすがに握手を厭うてはいないようで、安倍首相と会う際もしっかり握手を交わしているのは皆様ご存知の通り。
 
しかしこの度は天皇の代替わりでもあり、改めて「日本」を世界に発信する絶好機である。せっかく向こうが日本のお辞儀を評価してくれているのに、世界的権威の頂点に立つ「天皇陛下」が最初から自ら握手を求めるというのは馬鹿げている。
 
「クールジャパン」を本気で推進するのであれば、政府が宮中にもご理解いただけるよう根回しをすべきなのだが・・・
 
それにしても都内の厳戒態勢が凄すぎて、外出もままならないとは。
 

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