賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

林鄭月娥が香港の三権分立否定

 

既に自ら中共の「香港代官」に成り下がっている林鄭月娥・行政長官が、「香港に三権分立は無い」と、またまた民主政治を否定した。

 

(香港)蘋果日報9月1日配信記事↓

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【跟黨走】林鄭:香港係無三權分立 由特首向中央負責

(https://hk.appledaily.com/local/20200901/TQ52XUJZKJBZRD2PPE4J3UQVSM/ )

通識科刪除「三權分立」內容,造就特首林鄭月娥再度於效忠方面「勇武」機會。林鄭今早現時行會前記招,明顯有備而來,手持《基本法》力撐教育局局長楊潤雄的的「香港無三權」論,亦支持教育局修定通識科教材,以便「更加清楚解釋香港的憲制秩序係點樣」,並以特首身份首度指明三權一律「跟黨走」:「香港係無三權分立」,強調行政、立法和司法機關互相配合和制衡,但都是要經行政長官向中央負責。(以下略)

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これは最近香港の学校教科書から「三権分立」に関する解説が削除され、それに対する見解を示したもの。

 

記事にあるように「香港に三権分立が有るか無いか」の論争は既に過去2回、終審法院(日本の最高裁に当たる)のトップが「香港基本法に照らして明らかに三権分立の原則はある」と表明している。

 

しかし繰り返し中共に対して忠誠を誓う林鄭月娥は三権分立否定で、習近平の忠実な手先としての仕事をしているつもりなのだろう。

 

更に呆れたのは、香港の行政、立法、司法機関は行政長官を通じて北京の中共政府に責任を負うと公言した事である。

 

つまり香港行政長官は香港市民のためではなく、中国のために働いていると告白したに等しい。

 

更にその理屈で言えば、立法機関たる香港立法会議会は北京の香港支配代行機関に過ぎず、香港市民による立法議員選挙は単なる茶番劇でしかない。

 

 

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(香港立法会議事堂内での筆者、2015年撮影)

 

これでも中共は「香港はいまだ一国二制度により統治されている」と言い張り続けるだろう。そのアリバイ作りに利用されるのが、来年に延期された立法議員選挙。

 

折しも我が国では安倍首相辞任で後継首班選びが佳境に入っているが、地球中華化を画策している中共に忖度する政治家は要らないのである。

 

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