2019年12月に開業したマカオの 「澳門輕軌鐵路(マカオLRT)」。三菱重工が受注した「ゆりかもめ」型の新交通システムで、現在各IR(統合型リゾート施設)が集中しているコタイ地区を走っている。
そのマカオLRTの新路線(支線)「橫琴線」が12月2日に開業の運びとなった。
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<輕軌橫琴線將於12月2日通車>
(https://www.mlm.com.mo/tc/news_detail/article/m43lfofp.html )
輕軌橫琴線將於12月2日正式通車,為市民或旅客前往橫琴口岸澳門口岸區提供舒適和快捷的出行選擇,便利市民和旅客使用橫琴口岸,緊密連繫澳琴兩地。(以下略)
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(マカオLRTの路線図、赤枠部分が橫琴線。澳門輕軌HPより)
2021年に着工した横琴線は全長約2.2キロ、マカオ側の「蓮花駅」から広東省珠海市横琴口岸の「横琴駅」を結ぶ路線。マカオと珠海市は狭い海域(水道)が隔てているが、そこを海底トンネル(アンダーパス)で繋いでいる。
無論マカオ特別行政区と広東省とは別の地域となるので出入境の手続きが必要となる。イミグレーションは広東省側の横琴駅に設けられているので、マカオ往訪の外国人はパスポートが必要だ。
この横琴線の開業により愈々マカオLRTの次なる新路線「東線」完成が待たれることとなった。その東線はマカオ半島の最北端「關閘」から南下し「外港碼頭(香港~マカオフェリーターミナル)」経由で海を渡り「氹仔碼頭站」に至る路線で、2028年開業に向けて現在建設中である。
(マカオ半島最北端の出入境ポイント「關閘」と中葡旧国境ゲート)
(ポルトガル時代を象徴する「1849年」プレート)
従来のマカオの公共交通は外国人にとっては路線が複雑に感じる市営バスのみだったので、マカオLRT「東線」開業は格段の利便性の良さを提供する筈である。工事の恙ない進捗を祈りたい。
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