安倍首相がニューヨーク証券取引所での演説で、TPPに関連してこんな一節を述べていた。
「もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました~」
なにか使い古された感のある、陳腐な台詞である。
今、我が国に必要なのは、歴史と伝統を踏まえて、「日本」とは何か、「国家」とは何か、そして「国民」とは何かという考察を全国民レベルで進めることである。
従って、徹底的に「国籍」や「国境」に対してこだわるべきなのである。
しかし日本国憲法、特に前文の頓珍漢な内容を放置し、またUN(連合国機構)というWWⅡの戦勝国クラブのことを「国際連合」なる名称で実態誤魔化して来た延長上に、「もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました~」という言葉がある。
こんな調子では、首相が最大の命題としている憲法改正など出来る筈がない。
そうは言っても現在我が国が置かれている状況、つまりユーラシア大陸東側に膨張する一党独裁国家「中華人民共和国」なるものが露骨な脅威として存在している事を考えると、一応は海洋国家の範疇にある米国や、大陸周縁の国家群(ロシアも含む)と結んで中共を抑える必要がある。
ただし絶対に行わなければならないのは、TPPのどさくさに紛れて日本国内に更なる浸透を図ろうとする特亜系、つまり朝鮮系や中共系勢力(企業、人)を峻別し、排除する事だ。
寄生虫にも等しい特亜に対しては、徹底的に「国境」や「国籍」にこだわるべきなのである。
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