賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

新手の脅迫セリフ「敬意を払え」

 

俗に「誠意を見せろ」とはクレーマーや反社関係人、反グレらがよく口にする定番決めゼリフなので知らぬ人はあるまい。

 

ここで言う「誠意」とは要するに「カネを出せ」ということ。しかしその要求をストレートに表現すると恐喝・強要罪に問われるため、「誠意」という曖昧な語彙を持ち出しているに過ぎない。

 

しかも「誠意って何ですか?」と問われると、「自分で考えろ」とかで誤魔化そうとする者が多い。知人が某取引先から聞いた話だが、半グレ系クレーマーに「自分で考えろ」と言われたので横に置いてあったゴリラのぬいぐるみと一緒に「すみませんでした」と頭を下げたら「ナメとるんか!!」と怒鳴られた人がいたそうで、まぁ面倒この上ない。

 

このように最早ヤバさ満点となってしまった「誠意を見せろ」という台詞も、もしかしたら新手の表現に置き換わるかも知れない。

 

それが、「少しは敬意を払え」

 

あの大谷翔平選手の金を使い込んだ水原一平元通訳に対して違法賭博の胴元マシュー•ボウヤー氏が、

「忙しいのはわかるが、少しは敬意を払え。今夜までに電話してくれ」

と支払いが滞り連絡も寄こさない水原容疑者へメッセージを送信した際の文言である。

 

カネの催促は同じだが「敬意を見せろ」では「誠意を見せろ」と同様の強要になるため、「少しは敬意を払えや」と使えばスマートな感じになるだろう。

 

ちなみに米当局が本丸としている捜査対象はボウヤー胴元の上に居るマフィアで、その先にはテロ組織が控えているのでは?というのが衆目の一致するところ。水原もエグいが米反社も大概である。

 

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