賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

今月の唄『戦士の休息』

 
名優・高倉健さん主演の角川映画野性の証明』(原作:森村誠一)が公開されたのが昭和53年10月7日、当時私は高校生だった。夜ラジオを点けると、この映画の宣伝CMと共に主題歌『戦士の休息』が流れていたのをよく覚えている。
 
たしかCMの最初はレイモンド・チャンドラー著『プレイバック』の中の主人公の台詞で始まっていた。
 
男はタフでなければ生きてゆけない
優しくなければ生きている資格がない 』
 
※原文は、
If I wasn't hard, I wouldn't be alive.
If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.
 
そして次に流れるのが、町田義人の唄う『戦士の休息』。
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『戦士の休息』
唄 :町田義人
作詞:山川啓介、作曲:大野雄二
 
♪ ありがとう ぬくもりを ありがとう 愛を
かわりに おれの生命を 置いてゆけたなら
男は誰もみな 無口な兵士
笑って死ねる人生 それさえ あればいい
 
ああ まぶたを開くな ああ 美しい女よ
無理に向ける この背中を 見られたくはないから
生まれて初めて つらい こんなにも 別れが
 
ああ 夢からさめるな ああ 美しい女よ
頬に落ちた 熱い涙 知られたくはないから
この世を去る時 きっと その名前 呼ぶだろう
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(ご参考)
 
あの時代、例えば「草食系男子」とか「肉食系女子」とかの、たわけた ( ・・・・ )
言葉は存在しなかった。確かに反日左翼の蔓延り方はハンパではなかったし、開港前後の成田空港周辺では極左暴力集団が暴れていたりもしていたが、その一方では矢沢永吉が「俺は愛国者だ」と言っていたりしていた。
 
教師や大人たちの反日的言動にムカついてきたのも、この頃。だから高1で産経の『正論』を定期購読し始めた。そして「男とは、どうあるべきか」と考えてみたり。
 
そんな折りにハマったのが『戦士の休息』、町田義人の唄だった。
 
♪ 男は誰もみな 無口な兵士
笑って死ねる人生 それさえ あればいい
 
そして51になった今も、自問自答している。
「俺の人生、ここで終わるとして笑って死ねるか」と。
 
だから馬鹿と言われようが、時代遅れと言われようが、そんなことはどうでもいい。「笑って死ねる」よう、生きてゆきたいのである。
 
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