賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

香港:中共御用結社が増殖中

 
半年ぶりの香港。香港島銅鑼湾(コーズウェイ・ベイ)にある常宿のリーガル香港ホテルからほど近い日系デパート『崇光(そごう)』では、半期に一度の感謝祭でなんと16,17日が深夜12:00まで営業していた。
 
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この『そごう』の向かい側のスペースは、香港の様々な政治団体の展示PR場と化しているのだが、従来は「法輪功」や香港民主化団体のPRが多かった。
 
ところが、昨日は珍しく親中派団体香港青年関愛会法輪功を弾劾するPRを行っていた。この団体は中国政府の御用結社としか思えない人々である。
 
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 去る7月14日香港の繁華街・旺角(モンコック)で発生した、法輪功支援団体への攻撃と、そして中共の悪行を非難した小学校教師(林慧思さん)への圧力をかけた連中が、この香港青年関愛会であった。その資金源の出所はよく判らないものの、こうしてスペースを取ってPRを各所で繰り返しているところを見ると、いい金主が背後にいるのだろう。その主張からして最大の所は、いわずもがな。
 
もっとも、ぱっと見ただけではあるが、彼らのPRに耳を貸している市民は全くいないようだった。法輪功ならばそれなりに通りすがりの人が見ていたりするのだが。
 
その向かい側では、香港における“普通選挙”の実施を訴える垂れ幕が。
 
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現在の日本では全ての大人が平等に「選挙」という制度を享受し、それが当たり前になっている。しかし中国共産党支配下の中国大陸は、一党独裁中共普通選挙どころか人権侵害そのものを日常的に繰り返している。今のところ各種の「自由」を中共に“与えられている”香港も、中共の匙加減で今後はどうなるのか判らない。
 
 
しかし「一国二制度」「港人治港(香港人による香港統治)」という中共のスローガンがまやかしだった事を味わっている香港の人々にとって、「自由」とは切実なものなのだ。
 
そして香港やマカオを突破口として、中国大陸が中共の軛(くびき)から解放されれば、また新たな展開が望まれよう。香港、マカオ市民の健闘を祈りたい。
 
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