賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

今月の唄:「同期の桜」

 
先週、テレ朝で「桜&卒業ソング ランキング」という番組をやっていた。1位の森山直太郎「さくら」、2位の松任谷由美「春よ、来い」をはじめとして、皆さん誰もが妥当だと思われる名曲のオンパレードで、それなりに楽しめた。
 
しかしながら私が「桜ソング」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、やはりこの唄である。
 
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♪ 貴様と俺とは同期の桜
離れ離れに散ろうとも
花の都の靖国神社
同じ梢に咲いて会おう
 
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『同期の桜』の原歌詞は、講談社の少女向け雑誌「少女倶楽部」昭和13年1月号に掲載された西条八十の『二輪の櫻』という詩であった。
(※ 歌詞の著作権西条八十の遺族が所有しているそうで、転載は止めておきます。)
 
後に海兵(海軍兵学校71期生の帖佐 裕氏(後、海軍大尉)が在学中に、既にレコード化されていた『二輪の櫻』の替え歌を作ったところ、これが海軍各部内にいつの間にか広まった。
 
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♪ 貴様と俺とは同期の桜 同じ兵学校の庭に咲く
  咲いた花なら散るのは覚悟 みごと散りましょ国の為
 
貴様と俺とは同期の桜 同じ兵学校の庭に咲く
血肉分けたる仲ではないが 何故か気が合うて別れられぬ
 
貴様と俺とは同期の桜 離れ離れに散ろうとも
花の都の靖國神社 同じ梢に咲いて会おう
 
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この原歌詞に、様々な人々の手によって追加された歌詞が加わって、今日私たちが歌う『同期の桜』が成立したようである。
 
曲中にある靖國神社の桜は、「東京に春を告げる桜」として知られている。
 
 
イメージ 1
 
 
イメージ 2
 
その靖國の桜もいよいよ満開を迎える。お花見や歓送迎会で英気を養うと共に、新たな戦いに向けて気合を入れたいものである。
 
酔ふて騒ぎ 花の名残りを 惜しむかな
 
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