ほう、彼の選挙区・北九州市は競馬、競輪、競艇の揃った公営ギャンブルのメッカではないか。パチンコ屋も多いし、近隣には芦屋競艇、飯塚オートもある。おまけに一般市民にも高校野球賭博やら何やらに手を出しているのが結構いるという街(筆者も誘われたことがあるし、高校野球賭博のハンデ付けの現場を目撃したこともある)。「勤労の美風を害する」とは、どの口が言うのか?
また共産党の清水忠史議員は日本最初の賭博禁止令である持統天皇3年(689年)の雙六禁止令を引き合いに出して、「あなた方は天皇が決めたことを破るんですか」と法案提出のIR議連幹部(細田博之自民党総務会長ら)を揶揄批判。
民進、共産とも審議時間が足りない、強行採決だ云々と言っているが、そもそも法案の原案は民主党政権時代に民主が議連をリードして作り上げたもの。今までチンタラとやって来て、野党となったら自分たちが主導権を握れないから反対・批判というのはロクでもない話だ。
それにギャンブルの弊害を今頃問題にしているが、現在進行形のパチンコ依存症に対して、何か有効手の規制法案を出したことがあるのか? 特に共産党はカジノ解禁で暴力団が関与するとか言っているが、事実誤認も甚だしいと言わざるを得ない。そんなに賭博を非難するのなら、今直ぐにでも「パチンコ全廃法案」を提出すればいいのに。
次に出るIR(カジノ)実施法案については、「賭博はいけない」云々の低レベルの話よりも重要な審議事項が山積みである。与野党とも、そこに突っ込んだ議論を展開すべきなのに肝心の野党がコレだから、国民にとって実のある検討が為されるかどうか甚だ疑問に感じた次第であった。
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