賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

賭博戦績:ハートのエースが出てこない

 
最近、筆者のカジノ戦績を出していないので、先日のマカオでの戦績をご紹介したい。
 
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(カジノ&リゾート「ギャラクシー・マカオ」のカジノ、筆者撮影)
 
このところマカオシンガポールでプレイする種目は「ブラックジャック」、「バカラ」、「カリビアン・スタッドポーカー」といった、カードゲーム系が多い。
 
中でも「カリビアン・スタッドポーカー」は、客同士がやり取りする通常のポーカー各種と異なり、客とディーラーが勝負するもの。客の判断でゲームの展開が変わる「二十一點(ブラックジャック)」に比べて気が楽なのが、カリビアン・スタッドポーカーのいい点である。
 
もっとも日本では馴染みのない人が多いと思うので概略を説明すると、まず客が最初に「ANTE」と描かれた部分に賭けた後、ディーラーは各々の客に5枚ずつ伏せたカードを配り、最後に自身に5枚配り、1枚だけUPする。
 
客は手札に「役」が出来ていて勝ち目があると判断したか、またはブタであっても、ディーラーの手も同様にブタだと思った場合、「ANTE」に賭けた金額の2倍のチップを「BET」と描かれた部分に賭ける。しかし勝てないと思った場合は、自分のカードを伏せて捨ててゲームを降りる。「ANTE」の賭けチップは没収され、客の負けで終わる。
 
その後ディーラーは自身のカードをUPし、残った客のカードとの強弱を比較し、勝敗と配当を決めてゆく。ディーラーの手がブタだった場合、「ANTE」の賭けチップの1倍だけ配当し、「BET」の賭けチップには配当を出さない。また勝負とは別に、「ジャックポット」の部分に賭けていれば、ストレート以上の「役」が出来た場合にボーナス配当が行なわれるのである。
 
昨年7月には、マカオ「カジノ・グランドリスボア」(先日のエントリーでも触れた、故金正男氏行きつけのカジノ)で52歳の韓国人男性がロイヤルストレートフラッシュ(「10」,「J」,「Q」,「K」,「A」の5枚の役)を出し、約716香港ドル(日本円換算:約1400万円)のプログレッシブジャックポット配当を受け取っている。
 
そんなこともあって、先日はカジノ&リゾート「ギャラクシー・マカオで久しぶりにカリビアン・スタッドポーカーをやってみた。
 
・初回、私の手はブタ、勝負を降りる。しかしディーラーもブタ、「ANTE」分の負け。
・2回戦、「5」のワンペア、しかしディーラー「J」のワンペアで、「ANTE」「BET」共に負け。
・3回戦、「8」のワンペア、ディーラー「6」のワンペアで私の勝ち。「BET」の配当1倍。
・4回戦、来た!「6」「J」のツーペア、ディーラー「7」のワンペアで私の勝ち。「BET」の配当2倍。
 
そして5回戦目、私の手元に来たカードを表にしてみると・・・おおっ!
 
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最後の一枚は「K」の下に隠れている。祈るような気持ちで上げてみると…
 
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なんと「A」だ!
 
思わず卓の右上にある、プログレッシブジャックポット配当の現在値を見つめる。
7,231,000香港ドル

私の後ろで見ていた連中も「おおっ!」という感じで、早口の広東語が飛び交っている。
 
ディーラーが「早くしろ」という感じで見ているので、意を決してUPすると、
 
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・・・ハートのエースは、出てこなかった…
 
そこで今月の唄はキャンディーズ『ハートのエースが出てこない』
(作詞:竜真知子、作曲:森田公一
 
♪ ハートのエースが出てこない ハートのエースが出てこない
やめられない このままじゃ
 
 
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