それはルーレットの原型とも云われる「ブーレ(BOULE)」である。
(カジノ発行のBOULEガイド)
周知の「ルーレット」の原型は、17世紀のイタリアに存在したオカ (HOCA)と呼ばれるゲームと言われている。それが欧州各国に伝わり、イギリスの「イーオー( E-O)」、スイスの「ブーレ( Boule)」、そしてフランスの「ルーレット(Roulette)」へと発展していったと考えられている。時代としてはブーレの方がルーレットよりも先である。
欧米のカジノで見られるブーレとルーレットとの相違点は、盤上の数字と玉の入る位置である。ルーレットが0から36まで37か所なのに対して、ブーレは半周ずつ1から9まで、全周で18か所と少ない。
(ブーレの一例)
数字に賭ける場合は明らかにルーレットよりも的中率は高くなるが、それ故に配当倍率は低くなる。また偶数か奇数か、赤か黒かの賭け部分は同じである。
(ブーレ(左)とルーレットの出目記録表)
BOULE(廿五門)の単数字に賭けた場合の配当は23倍。ルーレットが35倍であるから、的中率が高いぶん配当倍率は低くなっている。
ちなみにBOULE(廿五門)のゲーム規則(競技方法、配当倍率など)はマカオ政府が制定した「BOULE(廿五門)博彩規則」で明文化されている。
- 1979年10月27日制定「第171/79/M號訓令」
マカオでは2016年12月の時点で筆者の知る限り、このゲームは前述の「ザ パリジャンマカオ」内カジノにしか設置されていない(筈である)。ルーレットよりも数が少ないので、数秘術に長けた方にお薦めのゲームと言えるだろう。
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