賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

2023年私的カジノ戦績

 

ベネチアン・マカオ、筆者撮影)

 

近ごろ「筆者のカジノ戦績エントリーが無いから面白くない!」というクレーム的指摘(?)があったが、なにしろコロナ禍のため約3年半も海外に行けなかったので如何ともし難い。そこで年末ということもあり去る7月のマカオでの戦績をご紹介したい。

 

7月のマカオ訪問のメインは全世界のゲーミング(カジノ)業界、IR業界のトップおよび各企業の関係者が一堂に集う国際カジノ見本市

「Global Gaming Expo(G2E)」

の参観だった。

(※7月18日エントリー)

マカオ「G2E Asia」往訪>

(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2023/07/18/000644 )

 

G2Eの会場は例のIR施設「ベネチアン・マカオ」のため、時間的な制約もあり施設内のカジノでプレイすることにした。

 

ベネチアン・マカオのフロア)

 

もっともマカオの各カジノにプールしてあった軍資金は既に枯渇状態、しかも香港では自らの預金をATMまたは銀行窓口から引き出す額に制限があって、1日に2万ドルしか引き出せない。

 

従って今回カジノに投入できる軍資金は2万香港ドル(約360,000円)程度、しかも夜9時ごろには香港に戻らねばならないという制約下にあったので、長期間のブランクもあり極めてテンションの低い勝負になった。

 

カジノには約1時間いたものの、ブランクによる勝負勘の低下が著しかったため実際のプレイ時間は後半30分程度。従って必然的に“得意科目”の「ブラックジャック」と「カリビアン・スタッド・ポーカー」といったカードゲーム中心となる。

 

最初の30分はあちこちの「バカラ」「大小」のテーブルを含めたカジノ全般の“空気”を読み、次に取り敢えず最初に座った「二十一點(ブラックジャック)」の卓はミニマム(最低掛け金)1,000香港ドル(約18,000円)。

 

私がいつも「ブラックジャック」をプレイする場合、仮に10回やるとしたらその卓における勝敗は概ね3勝7敗~4勝6敗、但し勝った時の投下金額が大きいので収支はプラスになっている。しかし今回は珍しく7勝3敗と勝ち越し、収支も+6,000ドル(≒110,000円)という結果。それで気を良くして次に「カリビアン・スタッド・ポーカー」の卓に着いたのが失敗だった。

 

前にも書いたように、この「カリビアン・スタッド・ポーカー」は客同士がやり取りする通常のポーカー各種と異なり、客とディーラーが勝負するもの。客の判断でゲームの展開が変わり、他の客にも影響を及ぼす「二十一點(ブラックジャック)」に比べて気が楽なのが、カリビアン・スタッド・ポーカーのいい点である。

 

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※もっとも日本では馴染みのない人が多いと思うので概略を説明すると、まず客が最初に「ANTE」と描かれた部分に賭けた後、ディーラーは各々の客に5枚ずつ伏せたカードを配り、最後に自身に5枚配り、1枚だけUPする。

 

客は手札に「役」が出来ていて勝ち目があると判断したか、またはブタであっても、ディーラーの手も同様にブタだと思った場合、「ANTE」に賭けた金額の2倍のチップを「BET」と描かれた部分に賭ける。しかし勝てないと思った場合は、自分のカードを伏せて捨ててゲームを降りる。「ANTE」の賭けチップは没収され、客の負けで終わる。

 

その後ディーラーは自身のカードをUPし、残った客のカードとの強弱を比較し、勝敗と配当を決めてゆく。ディーラーの手がブタだった場合、「ANTE」の賭けチップの1倍だけ配当し、「BET」の賭けチップには配当を出さない。また勝負とは別に、「ジャックポット」の部分に賭けていれば、ストレート以上の「役」が出来た場合にボーナス配当が行なわれるのである。

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・初回、私の手はブタ、勝負を降りる。ディーラー「7」のワンペアで、「ANTE」分の負け。

・2回戦、また私の手はブタ、勝負を降りる。しかしディーラーもブタ、「ANTE」分の負け。

・3回戦、「9」のワンペア、ディーラー「6」のワンペアで私の勝ち。「ANTE」&「BET」の配当1倍。

・4回戦、「5」のワンペア、しかしディーラーがブタなので、「ANTE」分のみの勝ち。

・5回戦、「10」のワンペア、ディーラー「J」のワンペアで私の負け。「ANTE」&「BET」両方没収。

 

そして6回戦目、私の手は「9」「K」のツーペア。

 

さすがにこれは勝つだろうと思ったら、なんとディーラーの手は「3」×3枚と「A」×2枚のフルハウス

 

これで一気にやる気を無くしスッパリと撤収。結局収支計は+1,500ドル(約27,000円)と減少。

 

今回も少ない軍資金下でのヒットエンドラン勝負だったが、以前にも書いたように最近の筆者の博奕は経験則から「無理をしない」方向に振れてきている。面白味は無いものの、長く続けて生き残ってゆくにはこれが一番なのである。

 

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