来週30日、横浜市長選の投開票が行われる。立候補者は、
※民進党神奈川県連は誰も推薦せず、自主投票。
長島、伊藤の両氏が市民に訴えている争点は、「カジノ反対」。両氏とも告示前から駅頭などで街宣活動をしており、私も先月来、何度か横浜駅前や関内駅前で出くわしたので話を聞いてみたが、現市政の問題点の話は一切無く「カジノ反対」オンリーだったのには驚いた。(両氏とは個別に5分ほど立ち話した。私の質問に対して面白い返答だったので、別エントリーにします)
かたや現職の林氏はカジノ誘致を「白紙」にするとしている。そして訴えている内容は、今迄の実績。カジノを争点にするつもりはないらしい。この「白紙」というのがくせ者で、単に市民の批判を避けたいという“逃げ”の姿勢にも見える。
そもそも私は横浜市民ではなく、またカジノ推進側の人が誰もいないので市長選に関してどうこう論評するつもりもない。但しひとつだけ残念なのは、横浜市発注の建設工事の結果について面白いネタがあるにも関わらず、それを誰も(特に長島、伊藤の両氏が)突っ込んで市民に語らない事である。
この案件の予定価格(税別) は、146億7000万円。
横浜市は工事入札の際の「予定価格」公表時期について、下記のルールを適用している。
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本市の工事の入札では、予定価格の公表を契約締結後に契約結果と併せて行う「事後公表」と、調達公告又は指名通知書において行う「事前公表」の二つの方式を採用しています。
事後公表
技術的難易度が高く、規模の大きい工事の予定価格については、事業者の積算能力が入札に反映されると考えられるため事後公表とします。
事前公表
規模の小さい工事(上記事後公表の対象以外の工事)については、工事内容が比較的複雑でなく、また、同種の工事を繰り返し発注することが多いため、事業者の積算能力が入札に反映される余地は少ないと考えられるとともに、事業者において採算の見込みがない入札に参加しないことができるなどのメリットが明確であることから、事前公表とします。
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建築工事の事前公表は予定価格1億円未満の案件が対象。つまり本件は落札、契約締結後の「事後公表」である。
本件に応札の2グループが出した金額は、
なんと戸田JVは予定価格との差が2千万円という正確さである。
しかも大成JVとの差が、38億5千万円(!)・・・
これは単なる偶然なのか、それとも戸田建設には相当腕利きの営業か「積算マスター」かが居るのだろうか?
そういえば横浜市については、先週こんなニュースもあった。
朝日新聞7月20日記事↓
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横浜市は19日、産業廃棄物の処理をめぐり市内企業の従業員からファクスやメールで寄せられた内部告発について、市職員が当該企業に告発者名などの個人情報を漏洩していたと発表した。当該企業に事実関係を確認する際に、当該企業も告発者が誰なのかを把握していると勘違いし、送っても問題がないと判断してしまったという。(以下略)
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官庁側が情報漏洩とは。
そして私が何を疑っているかは、読者の皆様なら察して頂ける筈である。
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