※首相官邸HPより
以前にも書いたが、我々日本人は欧米人と会った際、彼らとの挨拶は握手から始まると思い込んでいる人が多い。欧米人がすべて、「握手の習慣」を持っているものと刷り込まれているからでもあろう。
しかしながらトランプ氏は、意外にも握手より日本流のお辞儀の習慣を評価している。
氏はその著作『 How toGet Rich 』(邦訳「金のつくり方は億万長者に聞け!」2004年、扶桑社)の中で、握手に関してこう述べている。
「知っているかもしれないが、私はばい菌が嫌いだ。握手という不衛生で強制的な習慣を廃して、日本のお辞儀の習慣を採り入れようと、今でも孤独な改革運動を遂行している。」
政治家になってからの氏はさすがに握手を厭うてはいないようで、昨年安倍首相が真っ先に会った際には、しっかり握手を交わしていた。
しかし、それはあくまでも「日本の総理大臣」に対しての行為である。世界的権威の頂点に立つ「天皇陛下」に対して、いきなり握手を求めてくるだろうか。
オバマ前大統領はそれを理解しており、また世界的権威の頂点が有色人種であるという事実を承知していたからこそ、丁寧にお辞儀されたのだろう。
このたびの両陛下とトランプ氏の会見、せっかく向こうが日本のお辞儀を評価してくれているのに、こちらから握手を求めるのは馬鹿げている。再確認の意味もかねてトランプ氏の側近に、両陛下への「お辞儀」が日本国民の好感度アップにつながることを誰か気を利かせてアドバイスしていれば良いのだが・・・
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