ブランド総合研究所は15日、47都道府県と1,000市区町村を対象にした、
「地域ブランド調査2018」の結果を発表した。
ランキング1位は北海道(10年連続トップ)、2位が京都、3位に東京、4位沖縄、5位神奈川と続いている。
調査項目は全110項目。その内訳は、
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①外から視点の評価 【計84項目、1000市区町村および47都道府県】
認知度
魅力度
情報接触度
情報接触経路(ドラマや映画、ポスターやチラシなど)【14項目】
地域コンテンツの認知(「ご当地キャラクター」など【16項目】※
地域イメージ(歴史・文化の地域、スポーツの地域など)【14項目】
地域資源評価(海・山・川・湖などの自然が豊かなど)【16項目】
居住意欲度
訪問目的(「行楽・観光のため」など)【16項目】
観光意欲度
産品購入意欲度
食品想起率
食品以外想起率
②内から視点の評価【計26項目、47都道府県のみ】
愛着度
自慢度
自慢要因(「地元産の食材が豊富なこと」など)【24項目】
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各マスコミは茨城県が6年連続最下位という点をクローズアップしているが、これは致し方のないことだろう。「ガルパン」の聖地・大洗を抱え、武門の神である鹿島神宮が鎮座しているなど、新旧の観光地を抱えているにもかかわらず、今ひとつパッとしない感があると思うのは筆者だけではない筈だからだ。
例えば「どこに遊びに行ったの?」と問われて、「北海道!」とか「京都!」「東京!」「沖縄!」と答えれば、誰しも「いいなあ~」と反応するだろう。
また7位の大阪府だったら「美味しいもの食べてきた?」といったリアクションになるし、8位の福岡県なら「とんこつラーメン美味かった?」とかの、誰しもがイメージできる反応が返って来る筈だ。
しかしそれが「茨城!」とかだと、「あっ、そう…」程度の反応になる。下手をすれば「茨城?それって何処?」とか言われてしまうかも知れない。マイナーな県の悲哀である。
5位の神奈川県は、県名自体のブランド力が全然弱いようである。「神奈川に遊びに行った」と言われても、茨城並みに「へぇ~、そう…」で終わってしまう筈。もっとも神奈川県は著名な観光地である「湘南」、「箱根」に加えて、県庁所在地の「横浜」そのものがブランドなので評価が高いのだろう。
この「地域ブランド調査」は外から視点の評価が84項目、内から視点の評価が26項目と、外部へのイメージ発信が大きな影響をもっている。したがって県名そのもののブランド力は重要である。
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