（香港・ＨＳＢＣ總行、筆者撮影）
我が国では大手銀行が預金者から口座維持手数料を徴収することを検討しているが、香港の各銀行では既に一定の預金額未満の顧客に対して口座維持手数料を請求している。
ところが久しぶりにＨＳＢＣ（香港上海銀行）のサイトを見てみると、この口座手数料を８月１日で廃止するという。
ＨＳＢＣのサイトより↓
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銀行服務更簡便快捷
全港首家銀行提供免費個人綜合理財戶口
(https://www.hsbc.com.hk/zh-hk/accounts/remove-below-balance-fees/ )
逾300萬名個人客戶可享免費的基本銀行服務
滙豐今年8月1日起，取消「個人綜合理財戶口」的最低全面理財總值要求及低額結存服務費，是香港首家提供免費的基本銀行服務的銀行。同時，滙豐亦取消多個個人儲蓄戶口類別的月費、年費及櫃位交易費。
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香港に限らず世界中の銀行に共通しているのは、預金額の多寡や自行が扱う金融商品の取引量によって顧客を区別（あるいは“差別”）するという点である。
たしかに口座残高が数万円の顧客と残高数億円の顧客とを同列に扱うのは理に適っていない。それは一般企業でも同じではある。しかしネット銀行の発達に加えてバーチャル銀行もサービス開始となれば、そんなことも言っていられなくなったのであろう。
ちなみに現在のところ邦銀は口座維持手数料をとっていないが、怪しからんのがＡＴＭ利用者から“手数料”なるピンハネを平然と行っている点。
例えば私がよく利用する香港のＨＳＢＣやマカオの大西洋銀行のＡＴＭは、引き出し、預け入れ共に３６５日、２４時間手数料無料である。
それに対して邦銀は、しっかりと土日祝日、そして夜間早朝と手数料を取っている。しかも自行各店舗間のＡＴＭ利用振込でさえも手数料を徴収している。
そもそも無人化された機械から自分の金を引き出すのに、手数料が取られるのはおかしい。邦銀はぼったくりのブラック企業と言っても差し支えないのではなかろうか。
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