英金融最大手、と言うよりも世界最大メガバンクのＨＳＢＣ（香港上海銀行の本体）が中共のお先棒を担ぐかの如く香港版「国家安全法」を支持する声明を出し、それに対して英米政界＆投資家たちが非難轟々の件は、去る6月6日エントリーで書いたとおり。
（ご参考）
＜ 中共の圧力に屈したＨＳＢＣ、チャータード ＞
(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2020/06/06/131419 )
特にポンぺオ米国務長官が、英国に対する中共の「威圧的な嫌がらせ戦術」にＨＳＢＣが加担したとして非難したのが効いたのか、一昨日ＨＳＢＣの幹部が自行従業員の動揺を押さえるべく苦しい釈明を始めた。
Bloomberg 6月16日23:24配信記事↓
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HSBC’s Guyett Defends China Stance, With Clients Seeking Answers
(https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-06-16/hsbc-s-guyett-defends-china-stance-with-clients-seeking-answers )
Clients asking about HSBC position on China’s plans, memo says
Global banking co-head Guyett says Hong Kong still key conduit
A top HSBC Holdings Plc executive sought to reassure clients and staff after the bank’s controversial support of China’s proposed security law in Hong Kong, saying that the escalating political rhetoric won’t diminish the appeal of the two markets.（以下略）
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中共自身が『一国二制度』の中身を改変しようとしているのだから、もはや以前のような「自由」を担保にした香港の繁栄なんぞ望むべくもない事はＨＳＢＣも承知している。
だからこのＨＳＢＣの意図は、グローバルバンキング・マーケット部門の共同責任者が出した自行内文書を敢えて公開することで、内外の関係者や顧客に苦しい胸の内を察して頂こうといった処。
国際世論の圧力に中共が屈する可能性は極めて低いので、今後の焦点は“ハードランディング”に備えてＨＳＢＣがどのような手段で自行と顧客の利益を守ってゆくか、という事になるだろう。
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