かねてより述べているように筆者はベイズ確率論(ベイズ統計)の信奉者(=「ベイジアン」)である。
(ご参考)
< 博奕で使う「ベイズ統計」お薦め本 >
(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/15319750 )
上記エントリーでベイズ確率論が最も理解しやすい書籍を2点ご紹介したが、新たにもう一点ご紹介したい。毎回判りやすいイラストを多用しているので、素人でも理解が進む科学雑誌「Newton(ニュートン)」の最新号(2020年9月号)である。
今月号の特集は「ベイズ統計超入門」。超入門と言うだけあって、通り一遍の解説ではなく身近な話題を切り口にベイズ統計の基本的な考え方を解説している。
例えば感染症に関して「感度99%の感染検査で「陽性」と判定。ほんとうに感染しているといえるのか?」で、ベイズの定理を使って「ほんとうに感染している確率」を求める方法であるとか、迷惑メールの判定にベイズ更新のエッセンスが使われている等々。
本誌で述べられているようにベイズ統計が扱うのは「主観」というあいまいな情報である。それが故に多くの統計学者らから“異端”と見做された時期が長かった。
しかし現代IT技術の基礎にベイズの考え方があり、またAIの基礎にも取り入れられている。もはやベイズ統計の真贋を問うのはナンセンスであろう。
当ブログでは「賭博」という切り口からベイズ確率論について度々述べている。従ってベイズ確率(ベイズ主義)と頻度確率(頻度主義)、この両者の使い分けが有効であって、優劣を論じるのは愚策と言わざるを得ないのである。
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