例の「香港国家安全維持法(国安法)」違反罪で去る3日に収監され、先日保釈が認められなかった香港の黎智英(ジミー・ライ、Jimmy Lai)さんが昨日保釈された。
(香港)蘋果日報12月23日配信記事↓
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黎智英還柙20天終獲保釋 律師陪同下登上座駕返回住所
(https://hk.appledaily.com/local/20201223/ULAA27S4SZBKVCZEAK2MHUUXEI/ )
壹傳媒創辦人黎智英被指違反工業邨用地租賃條款,本月3日被控欺詐,還柙候訊,黎智英當時申請保釋被拒。黎原本已排期向高等法院申請保釋,惟國安處於保釋聆訊4天前,再起訴黎另一條勾結外國或境外勢力危害國家安全罪的罪名,被解往西九龍裁判法院提堂,再遭下令要還柙至明年4月16日再訊,至上周五(18日)更將黎轉到高度設防的赤柱監獄繼續還柙。黎今(23日)向高等法院申請保釋候審,法院批准其保釋。黎智英被還押20天後,終能離開監獄及法院。(以下略)
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既に述べているように黎さんは民主派寄りマスメディア「壹傳媒( Next Digital )」の新聞媒体、『蘋果日報』(アップル・デーリー)の創業者。
香港の主要な新聞媒体を「親中派~民主派」の枠組みで分別すると、概ね下記のようになる。
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(ガチの親中派)
・文匯報 (香港)
・大公報
(親中度濃厚)
・東方日報
・星島日報
(やや親中)
・明報
・South China Morning Post(英字紙)
(親民主派)
・蘋果日報 (香港)
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香港返還後しばらくは、明確な親中派新聞と云えば文匯報 (香港)と大公報ぐらいのものだった。ところが大陸系資本による買収などで中間派やSouth China Morning Postが親中度合いを深めた結果、まともなメディアは蘋果日報だけになってしまった。
そんな状況下で黎智英さんは孤軍奮闘していたのだが、香港国安法がとどめを刺そうと魔の手を伸ばした結果が、今回の逮捕・収監だった。
そして黎さんの保釈条件がまた酷い。外国の政府関係者と会ってはいけない、メディアやSNSなどに自分の意見を出してはいけない、自宅から出てはいけない、パスポートは取り上げる…これは事実上の軟禁ではないか。
北京の匙加減でいくらでも民主派を痛めつけられる「香港国家安全維持法(国安法)」施行、これで香港の自由と民主は完全に殺されるだろう。
もはや中共との話し合いなんぞ無意味である。解決策はただひとつ、習近平体制の中国共産党を解体抹殺することだ。
それはともあれ、黎さんが自宅でクリスマスを迎えることが出来たのはよかった。今後どうやって闘ってゆくか、作戦を練り直すしかないだろう。
黎生、聖誕快楽!
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