先週金曜日に日本郵政との資本提携・業務提携を発表した楽天(4755)。
今日(15日)の始値1,389円、高値1,545円(ストップ高)、安値1,389円、終値1,545円、出来高124,227,900株で明日以降も爆騰間違いなし…にも関わらず、筆者は敢えて持ち株を全て売却した。
何故なら3月 13日エントリー↓で述べたように不審点が強いと思っているからである。
(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2021/03/13/134000 )
a.日本郵政自体はいいのだが、何故厄病神の社長と手を組むのか?
b.ウイグル人をはじめとする民族ジェノサイドを進め、香港の民主を殺して国際公約を反故にし、我が国領土である尖閣諸島を奪おうとしている中国。その支配者である中国共産党の別働隊とも云える「テンセント」と資本提携し業務連携するとは正気か?
おそらくa点については、当然国(政府)が入った根回しがあったのだろう。菅首相は日本郵政を監督する総務大臣経験者、そして日本郵政の増田社長も元総務大臣だったので、話は早かった筈だ。
そしてb点についても政治(親中派国会議員)の関与があっただろうことは想像に難くない。楽天としては、ウイグルや香港のみならず尖閣が奪われたとしても、「そんなの知ったことじゃない」…といった処なのだろう。
楽天と同様、株式市場の大多数の参加者にとっては「儲かるか、損するか」が行動原理だから、「知ったこっちゃない」。まあ、それはそれで間違ってはいない。
しかし筆者は上記の行動原理の他、投資と商売の基準にもうひとつ別のものを持っている。
それは江戸時代の臨済宗の禅僧である東嶺円慈(とうれいえんじ)が自著で述べた言葉、
「君子愛財 取之有道(君子財を愛す、これを取るに道有り)」。
その意は、「立派な人物は財産を成し愛すものであって、それは恥ずべき事ではない。但しお金の儲け方には“道”があり、道義に適ったものでなければならない」というもの。
東嶺禅師は禅画『達磨図』などの書画で有名な白隠禅師の一番弟子で、田沼意次の金権政治時代と松平定信の「寛政の改革」時代を生きた人物。対照的な両時代の世相を観て、存念を著したのであろう。
この言葉を座右の銘としていたのが、明治時代の住友二代目総理事・伊庭貞剛であった。
多くの住友人(住友グループ各社に勤める者)、特に中核19社の管理職以上ならば、この言葉を知らない者はモグリだと言えよう。筆者も三十数年前の新入社員時の研修で習ったが、以来頭を離れない名言である。
楽天は、自由と民主主義を弾圧し我が国を侵略せんとする中共の手先企業と手を組むという。それは道義を外れた行いではないのか?
この思いがあるので、楽天の持ち株はストップ高を待たずに全部売却した。筆者の平均買値は約950円なので少し欲を出してもよかったが、これは損得の話ではない。
売って悔いなし。他人は知らず、我は我が道を往くのみ。
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