米国の株式相場格言に曰く、
「Sell in May and go away」(5月に売って相場から離れろ)
相場の傾向として1月から5月にかけて上昇するが、6月から下げると言われていることに由来する。
そしてこれには続きがあり、
「don't come back until St Leger day」
(セント・レジャー・デイ(9月第2土曜日)までは相場に戻ってくるな)
※「St. Legers Day」は、英国で毎年9月に行われる競馬レース「セントレジャーステークス」が開催される日
5月は米国の確定申告月かつヘッジファンドの決算などが集中し、また夏季は投資家も休暇を取るなど閑散とし易いので、このような格言が生まれたのだろう。
勿論これがそのまま東京市場に当てはまる訳はないが、米国市場の影響は大きいから無視することも出来ない。
しかし逆に考えてみると、下がったときは買い時でもある。3月決算企業の2021年3月期決算発表は今月でもあるから、好決算かつ来期予想が好調な銘柄の押し目を狙える時季が始まったと思考を切り替えるべきだろう。
現在注目している企業は、
・オカモト<5122>
・不二ラテックス <5199>
・相模ゴム工業<5194>
言わずと知れたcondom の三大メーカー。緊急事態宣言で巣ごもりしている10代~中年層がヤることといえばアレだと思うので需要増ではないかという予想と、東京五輪で選手・関係者に大量に配るそうなので特需発生という点に注目したのである。
昨日(5/19)、相模ゴムの決算速報が出て3社出揃ったので比較すると、
・オカモト:5/19終値 4,075円
2021年3月期の経常損益は14.5%増益の9,794百万円
2022年3月期の経常損益は12.2%減益の8,600百万円
配当利回り(会社予想)2.45%
・不二ラテックス:5/19終値 2,617円
2021年3月期の経常損益は前期比6.8倍の2.2億円
2022年3月期の経常損益は前期比71.2%増の3.8億円
配当利回り(会社予想)1.91%
・相模ゴム工業:5/19終値 1,066円
2021年3月期の経常損益は前期比23.3%減益の1,025百万円
2022年3月期の経常損益は前期比17.1%増益の1,200百万円
配当利回り(会社予想)0.94%
よって業績だけで見ると不二ラテックスの押し目買いになるが、多角経営の業績変化を勘案かつ配当利回りを重視すればオカモトになるだろう。
但し東京五輪がポシャって特需消滅した場合も考えられるので、注意が必要である。
※投資は自己判断でお願いします。
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