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住友金属鉱山が大幅増配を発表!

 

当ブログでも度々触れている住友金属鉱山東証、5713)は国内最大の金産出量を誇る「菱刈鉱山」を擁し、また銅やニッケルなどの非鉄金属の資源開発・製錬に重点を置いている準非鉄メジャー企業である。

 

昨年2020年3月期(第95期)の決算に於いて同社は事前予想に反し、中共コロナ禍に見舞われたにも関わらず期末配当を10円増配の1株当たり39円とした。従って年間配当金も10円増配の1株当たり78円に修正した。

 

しかし同社の業績見通しと経営計画は毎度の事ながら保守的に過ぎるきらいがあり、昨年8月の時点での2021年3月期業績予想から勘案された2021年3月期の配当予想は、中間10円、期末31円の年間計41円と大幅減額。

 

その余りに慎重すぎる予想と、以前書いたように同社の「利益が減ったので配当減らします、利益が出たので配当増やします」・・・という安易な株主還元政策に呆れかけたので、昨年8月から関連エントリーを書く気にもなれなかった。

 

しかしその後の第3四半期決算短信では流石に配当を上方修正し、中間22円、期末78円の年間計100円と評価できる内容に変更。そして昨日10日に出た決算短信では、なんと大幅な増配を発表した!

 

(https://www.smm.co.jp/news/release/uploaded_files/210510_1.pdf )

 

2021年3月期の期末配当を78円→99円と21円増額。従って中間22円と併せて年間121円である。これは同社としては過去最高水準である。

 

また2022年3月期予想は更に増配し、中間71円、期末62円の年間計133円!

 

願わくは、従来の保守的すぎる経営計画数値や業績予想の裏付けとなる金属市況予想をもう少し上方修正へと改善し、長年応援している株主の期待に応えてもらいたい。

 

そして銅などの非鉄は国際市況が上昇中であり、今後の電気自動車(EV)需要の高まりで使用される量も増加すると見られている。更に同社は最近取り沙汰されている「水素」関連銘柄でもあり、今後も注目されてゆくだろう。

 

株価は今年2月に高値5584円をつけた後、4500~4800円台を彷徨っていたが、先週末から5000円台を奪還し昨10日は終値5283円。単元株数は100株なので値が張ってきているものの今後の伸びしろに期待できるので、深押しした時点が好機であろう。

 

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