暇人がゆく

香港、マカオ、台湾往来30年

東証STDのユニバが臨時株主総会

 

度々ご紹介しているパチンコ・パチスロ大手の

(株)ユニバーサルエンターテインメント東証STD、6425)。

 

2年前にここを解任・追放された創業者の元会長から謎文書が来た件は去る7月20日エントリーで記したとおり。

東証STDのユニバ元会長から謎文書が>

(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2024/07/20/122837 )

 

その折に触れた同社の臨時株主総会は9月19日(木)午前10時からと決まった。場所は東京ビッグサイトにほど近い東京都江東区有明三丁目のTFTビル西館。議題は

 

第1号議案:岡田知裕氏(同社親会社役員)を取締役に選任する件

第2号議案:富士本淳氏(前代表取締役社長)の取締役解任の件

 

ところが先週、富士本氏が8月30日付で取締役を辞任したので総会議題は下記のように訂正となった。

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※8月30日付IRリリース

<当社取締役の辞任及び臨時株主総会付議議案の一部撤回に関するお知らせ>

(https://ssl4.eir-parts.net/doc/6425/tdnet/2497551/00.pdf )

 

  1. 本臨時株主総会における議案の一部撤回について

(1) 撤回する議案

第2号議案 富士本淳氏の取締役解任の件

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そして同日郵送で手元に届いたのが、例の元会長からの再度の手紙。流石に宛先および差出人のシールは「まとも」になっていた。

 

内容はと言うと「3つの秘策」云々で会社を立て直したいとあるが、前回と同様に現経営陣に対する恨みつらみがありありと判るもの。自身が会社に復帰したい、そして米ラスベガスのウィン・リゾーツ社( Wynn Resorts LtdNASDAQ上場)に対して1400億円の名誉棄損と損害賠償訴訟を起こして、その金で会社を立て直すとか。

 

(マカオのウィン・リゾーツ・マカオ、筆者撮影)

 

岡田元会長とウィン社のティーブ・ウィン(Steve Wynn)代表(CEO)との抗争の件はかなり以前にどこかで書いたと思うが、改めて記すと、

 

  • 元々、岡田和生元会長とSteve Wynn氏とは十数年来の盟友でWynnにユニバが資本参加して岡田会長も取締役の1人となっていた。

 

  • ところがウィン社が、マカオ大学関係者(とされている人物)が噛んでいる基金へ約1.4億米ドルを寄付したことについて、当時ウィン社の役員でもあった岡田氏が疑惑を抱き調査。

 

 

  • ところがウィン社の取締役会でそれを指摘し、寄付に反対した岡田氏は解任され、逆にユニバ社が当時マニラに建設中だったIR(現・「オカダマニラ」)に関して不正があると訴えられた。ここにおいて両者は決裂するに至った。

 

もっとも4年前にスティーブ・ウィン氏はセクハラ疑惑で辞任に追い込まれ、岡田氏もユニバ会長解任・追放となった。しかし岡田氏は未だにウィン社への怨念の中で生きているのだろう。

 

実際のところ当年82歳の同氏がユニバに返り咲いたところで業績が急回復するとは思えないし、米国でのウィン社への訴訟が同氏の思惑通りに運ぶとも思えない。

 

しかしながら9月19日の臨時株主総会では、恐らく岡田元会長本人もしくはその代理人が姿を現して「何か」をやらかす可能性が無いとは言えない。その一連のごたごたがユニバ社の株価にどう影響してゆくのか、注視するに値するだろう。

 

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