かつての民主党政権と現民主党が売国反日なのは疑うべくもない話だが、元々対シナの軟弱妥協路線とシナ利権の流れを創り、現在まで継続して来たのは自民党(特に旧田中派)である。そして民主党の中核だった鳩山や岡田、藤井、そして小沢らは、元々が自民党の旧田中派。それに中共と癒着していた旧社会党がくっついていたのだから、親中なのは当たり前の話だった。
これに関連して数年前、今は引退した自民党重鎮と某件で打ち合わせをしていた際に対中政策についての話も出た。重鎮さん曰く、かつての自民党はODAや円借款を上手く使って日中相互利益となるように見えて、その実、中国を操っていた・・・云々という懐旧談が飛び出したのを覚えている。
ご本人は半ば得意気に語っていたのだが、聞いている私から見ると手前勝手の御都合主義にしか思えなかった。中共側は日本からせしめた金を軍拡に使って、日本や東南アジア諸国への脅迫と領土簒奪に奔走しているのだから、本当に愚かな話である。
そんな自民党が“超党派”としてシナ利権に連なる議員を糾合したのが「日中友好議員連盟」。尖閣と沖縄を中共に窃取される可能性が急上昇した現在では、まさに百害あって一利なしの議連にしか過ぎないが、相も変わらずシナ詣でとは恐れ入った。
時事通信 5月5日21時23分配信記事
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【北京時事】高村正彦自民党副総裁ら超党派の国会議員による日中友好議員連盟の訪中団は5日午後、北京の人民大会堂で、中国共産党序列3位の張徳江全国人民代表大会(全人代)常務委員長(国会議長)と会談した。高村氏によると、張氏は現在の日中関係悪化について「日本側に原因がある」と述べ、沖縄県・尖閣諸島や靖国神社参拝などの問題で安倍政権の対応を厳しく批判した。
高村氏は会談で、11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた安倍晋三首相と習近平国家主席の首脳会談について「安倍首相の気持ちでもある」として実現を打診。張氏は「習国家主席に伝える」と述べるにとどめた。
また、高村氏は全人代と日本の国会の間で議会交流を行いたいとの意向も伝達。張氏は「議会交流の再開が望ましい」としながらも、「日本側は問題を取り除くよう態度で示してほしい」と現状での再開には慎重な姿勢を示した。
2013年末に安倍首相が靖国神社を参拝して以降、共産党最高指導部・政治局常務委員会メンバーが日本の要人と個別に会談したのは初めて。張氏は会談で「現在の中日関係の難しい状況でも訪中されたことは、中日の友好関係の推進に尽力したいという決意の表れと称賛する」と一定の評価を示した。
一方で張氏は、尖閣諸島に関して「絶対に譲れない問題だ」と主張、靖国参拝は「戦争を美化するものだ」と非難した。高村氏は、日本政府が尖閣諸島を1895年に沖縄県に編入して以降、「中国側から70年間以上、一切異議がなかった」などと事実関係を示しながら反論した。(以上引用)
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高村氏は流石に中共側へ反論しているが、もう訪中するだけ無駄だという事がよく判る。こんな相手に首脳会談を提案するというのだから、日本側のセンスの無さに驚いてしまうのは私だけではあるまい。
そして極めつけが「全人代と日本の国会の間で議会交流を行いたい~」云々のくだり。もし、何の裏も無く本気で交流を考えているとしたら、とんでもない極楽トンボな人たちである。普通選挙もまともに出来ず、また一党独裁なので初めからやるつもりも無い相手と「議会交流」したいとは、つまり交流に名を借りた利権配分の相談ルートを再構築したい・・・という事ではないのか?
中共は田中角栄時代の中共に非ず、建国以来の国是である台湾収回(つまり台湾侵略)と尖閣・沖縄への侵略意図を明らかにしている。この外道どもと“交流”するとしたら、中共人民解放軍が中南海の意図を無視して暴走した場合に備えてのホットライン構築程度のものが必要なだけで、それ以外の政治・経済交流など全く無意味である。
自民党シナ利権という悪しき“日中友好”の残滓は、速やかに断ち切ってしまうべきである。そして利権の享受者は個々の議員と云うよりも、その議員の後援者である企業や個人の場合が多い。ネットで情報が開示参照できるようになった現在、私たちはそれら親中利権屋の名前と行状を晒してゆくべきであろう。
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