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皆様、節電やめましょう!

 
三年前、東日本大震災後に流行ったのが「節電」である。そしてまた「節電」なる語彙が出現する季節になった。
 
読売新聞201471956配信記事↓
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西日本、厳しい夏に…「原発稼働ゼロ」節電開始
 政府による夏の節電要請が7月1日から沖縄を除く電力9社の管内で始まる。東京電力福島第一原子力発電所の事故後、初めて「原発稼働ゼロ」で迎える夏となる。
 政府は昨夏に続いて数値目標は設けず、企業や家庭に無理のない範囲で節電への協力を呼びかける。西日本では電力に十分に余裕がない地域もあり、厳しい夏になりそうだ。
 節電の要請期間は、9月末(お盆の8月13~15日は除く)までの平日午前9時から午後8時まで。
 関西電力九州電力の管内では、電力の供給力の余力を示す予備率は、東京電力から融通される分を含めても最低限必要とされる3%しか確保できていない。トラブルが起きれば、需要に対応できず、停電などが起きかねない。(以上引用)
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確か震災直後のあの頃は、安全の確保を旨とする筈の高速道路も、間引き照明が行き過ぎていた。
 
そして私の車は、暗過ぎる首都高で事故に遭った。
 
平成23年625日(土)1945頃、首都高9号深川線南行き、辰巳JCT手前300m付近。
 
普通の流れで走っていたら、前の車が何かを避けようとしたのか左に寄った。
 
「?」と見ると、目前の路上に正体不明の大きな物体が!
 
横の車線後ろにも他車がいたし、突然なので避けようがなかった。
そのまま物体がフロント下側に激突!
 
同時に「ガガガーッ」と恐ろしい異常音が。まともに走れそうになかったので、高速道路上ながらハザードランプを点滅させて路上脇に停車し、車外に出てフロントを見てみると・・・
 
ゲゲッ! 
 
フロントスポイラー左に長さメートル強のアルミ製らしき棒が突き刺さっているではないか!
 
そのままでは走れないから引き抜いたら、スポイラーの刺さった部分がバキッと割れていた。非常停車帯が見えたので、微速で入ると、無人ハイエースが一時停車している。
 
非常電話で公団に事態と路上に物体散乱して危険な旨を連絡し待っていると、前のハイエースの作業服姿の人が二人、大破した脚立と私の車に突き刺さったアルミ棒を持って来て、「すみません」と平謝りし始めた。聞けば、車の屋根に固定していたのが落下したという。
 
怒るより先に呆れてしまった。やがて公団のパトロールカーがやって来たので一部始終を説明、警視庁高速隊のパトカーも到着し、現場検証してもらった。
 
その後修理に出した結果、アルミ棒が貫通していたラジエーターを交換する憂き目にあった。無論先方の保険から支払われたが、あまり気持ちのいいものではない。
 
そして本件で痛感したのが、
「道路の安全を犠牲にしてまで節電するな!」
という事。
 
「節電!」と騒ぐ以前の通常通りの照明であれば、前方を走っていた数台が減速して車線変更し、後続の私も回避し得た可能性が高い。
 
人為的不手際が最大原因の福一事故のお蔭で、節電という強迫観念が日本全体に蔓延してしまった今日、「安全」や「人命」に関わる部分まで平気でカットされてしまっても問題視することが少なくなってしまった。
 
そして暗さに関わる事故の多数発生だけでなく、熱中症で倒れたりする市民が多数発生しても政府は、
 
「あくまでも要請であって、法的な命令ではありません」
「エアコン切る切らないは、皆さんの判断です」
「節電の結果、生命の危険があっても、それは皆さんの自己責任で上手くやって下さい」
 
云々と逃げるだろう。
 
原発推進派にとっても、反原発自然エネルギー推進派にとっても都合の良い、いわゆる「地球温暖化」仮説の迷妄から目覚めない限り、「節電」やら「計画停電」やらの愚行は何度でも繰り返される。
 
しかし電力の充足と増加、安定供給は、文明の維持発展にとって不可欠なものである。従って石油、石炭、天然ガス類の化石燃料なんぞ、バンバン使って構わないのである。そして問題のない原発はどんどん稼働させる。同時に蓄電技術を速やかに向上発達させるべきで、科学予算を集中的に投下する必要がある。
 
皆さん、あの売国民主党政権が音頭をとった「節電」、安倍政権もその流れをそのまま踏襲するらしい。
しかしこんな馬鹿馬鹿しい行為は、速やかに止めましょう。
 
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