賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

香港:書店関係者拘束事件は中共の悪行

 
香港の書店関係者5人が相次いで失踪した事件は、発生から2か月半以上経とうとしている。現在判っているのは、1人がタイ国内で中共に連れ去られ、現在中国国内で拘束されている事だけである。
 
中共に拘束されているのは、書店の親会社である「香港巨流傳媒有限公司」の設立人でスウェーデン国籍の作家・桂民海氏。そして、書店主をはじめとする他の4人の消息は未だ不明である。
 
この書店「銅鑼灣書店」を日本メディアは“反中書店”と報道していたが、特に“反中国”を掲げて経営していた本屋では無かった。主に政治、経済、社会分野の書籍を取り扱っており、比較的他の書店よりも中共にとって公表されると困る内容の書籍が多かっただけに過ぎない。
 
書店は香港島最大の繁華街・銅鑼湾(コーズウェイベイ、現地発音は「とんろーわん」)のランドマーク的存在「崇光(そごう)」デパートの北側にある雑居ビル2階にある。雰囲気は丁度、神田神保町によくある古書店のようなイメージだ。
 
 
イメージ 1
(銅鑼灣書店のビニール手提げ)
 
発刊後数年たって大手書店では見つけにくくなった政治関係の書籍を1割引きで売っていたりしたので、よく訪れていたものである。
 
正直な話、銅鑼湾には大手の「誠品書店」や「商務印書館」があって、大抵の書籍が手に入る。中共が困る書籍も当然扱っているので、何で「銅鑼灣書店」が槍玉に挙げられたのかよく判らない。
 
ただ、中共の意図する処を推察してみると、こんな感じであろう。
 
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・香港における言論の自由を制限したい
  ↓
・出版界に揺さぶりをかけて威嚇しよう
  ↓
・しかし大手書店の経営者をいきなり恫喝すると香港人が大動揺するので、適当な規模の会社を標的に
  ↓
・マイナーだが政治関係者には知られた「銅鑼灣書店」辺りから潰してゆくか
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しかしながら中共のやり口は、「一国両制(一国二制度)」で自らが決めた筈の、香港の言論の自由を抑圧・弾圧するものである。こんな隠微な自由の抑圧が許されていい筈はない。
 
以前にも述べたが、その報いはやがて、こうなるであろう。
 
「香港の自由と独立性の死守~香港本土派の興隆」
   ↓
「香港における公正な真の普通選挙の実現」
   ↓
香港人の命運自決の権利獲得」、
   ↓
「中国本土各地での民主化運動の興隆」
   ↓
「華南(広東)地域の北京からの独立」
   ↓
「香港本土化~独立」
   ↓
   ↓
中国共産党中共政府の打倒」
   ↓
「中国各地で民主独立政府樹立~自由主義の連邦共同体へ」
 
 
イメージ 2

「天滅中共」、天は必ず中共を滅ぼす。
 
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