賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

横浜:米軍車両にビビるなよ

 
一昨日、横浜駅付近で、珍しいナンバープレートを付けた車が路駐しているのを見かけた。
 
イメージ 1
 
車自体はトヨタハイエースだが、ナンバープレートは「駐留米軍車両ナンバー」の中の、U.S.GOVERNMENT。米政府の業務用車両に付いているもの。
 
                                 
イメージ 2
 
神奈川県は場所柄、米4軍のナンバープレートをよく見かける。
※「U.S.ARMY」、「U.S.AIRFORCE」、「U.S.NAVY」、「 U.S.MARINE
しかしU.S.GOVERNMENTを付けた車には滅多に目にかかれない。おそらくは米国防総省が管理している車両だからであろう。
 
ところが、その後に「?」と感じる光景に出くわした。
 
この路駐していたU.S.GOVERNMENTナンバーの後ろから、放置車両の駐車監視員2名の乗った車がやって来たのだが、チラッとナンバー確認しただけで、そのまま素通りして行ったではないか。
 
「外-○○○○」ナンバーの外交官車両は“動く治外法権”とも呼ばれ、日本の法律の適用外の存在である。しかし在日米軍の車両は日本の法律から逃れることは出来ない。道交法が当然適用される。但し所轄警察署の取り調べの外に米所属部隊の憲兵もやって来るので、日米双方のやり取りが煩雑になるのが面倒と云えば面倒。
 
現在、放置車両確認事務は民間委託化されていて、各警察署長が民間法人に委託するスタイルとなっている。駐車監視員も民間会社のメンバーなので、在日米軍やら暴力団やらの面倒な存在に対して、果たしてどこまで違反を追求できるのかは疑問である。特に米軍相手は各所轄署から言外に「放っとけ」と指示されているかも知れない。
 
しかし、駐車監視員は「みなし公務員」という地位を有している。職務妨害行為に対しては「公務執行妨害」が成立するので、大方の日本人は取り締まりに従うのである。
 
それが米軍相手だと腰が引けるというのであれば、何のために警察業務を委託されているのか?
 
好意的に解釈すれば、もしかしたら米軍車両を外交官車両と同様に認識していて、ビビっているだけかも知れない。警察当局による業者への指導教育を徹底すべきであると思う。
 
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