賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

マカオ賭博収入、回復基調に

 
マカオ政府の博彩監察協調局が1日に公表した2016年度(1~12月)の賭博収入は2,2321,000マカオパタカ(約3兆1,900億円)。当初のマカオ政府の予想賭博収入約2,000億パタカを超えた。
 
中国政府による自国民のマカオ入境制限などによる対前年減少幅は、下期の5ヶ月連続対前年増もあって3.3%減にまで改善された(昨年の対前年減少幅は34.3%減)。
 
澳門日報 12日配信記事↓
… … … … … … … … … … … … … … … … … …
賭收五連升收官
【本報消息】博彩監察協調局昨日公佈十二月賭收達一百九十八點一五億元,按年上升百分之八,屬全年第二高月份,亦是連升第五個月。一六年全年賭收二千二百三十二億,比一五年仍跌百分之三點三,但已超額完成政府一六年財政預算二千億的目標。
觸底反彈基本確定
  有學者認為,連升五個月觸底反彈基本已確認。今年若無不利因素,料有一成升幅。
  仍佔半壁市場的貴賓廳業務能否回升仍是關注焦點。有業人士指出,去年八月以來賭收連升五個月,業界多視為止跌回穩。中場走勢漸好,貴賓廳雖未見強力回升跡象,但十二月非傳統博彩黃金月份,仍有貴賓廳生意有升幅,令人鼓舞。相信一、二月有新春帶旺,料繼續向好。(以下略)
… … … … … … … … … … … … … … … … … …
 
この収支改善に寄与したのは、何と言っても昨年開業した2大IR施設の集客による処が大であろう。8月開業の「ウィン・パレス(永利皇宮酒店)」と9月開業の「ザ・パリジャン・マカオ澳門巴黎人酒店)」がそれ。
 
特にフランス・パリの雰囲気をモチーフとした「ザ・パリジャン・マカオ」が好調のようだ。先月訪問してみたのだが、エントランス前にそびえ立つ縮尺1/2のエッフェル塔がランドマークになっている。
 
イメージ 1
(パリジャンの1/エッフェル塔、筆者撮影)
 
ちなみに「ウィン・パレス」は先月の「オカダ マニラ」開業エントリーで触れた、米Wynn社による不自然なマカオ大学への巨額寄付金問題が絡んでいる物件。
 
イメージ 2
(ウィン・パレス、筆者撮影)
 
高額寄付に関与していたのが中共幹部に近い人物であり、大学を経由した実質的なマカオ政府中共への献金の疑いが濃厚。しかしそれを取り上げた()ユニバーサルエンターテインメントの岡田会長(当時Wynn社に出資、社外取締役)に対して、Wynn側がユニバのマニラIR開業妨害や裁判闘争などの異常対応に打って出た件の発端となったカジノホテルである。
 
豪華絢爛なマカオの各カジノホテル。しかしその裏にある各社の思惑やいわく因縁を知ることで、また違った視点から観察することが出来る。
 
これだからマカオは何度訪れても飽きないのである。
 
… … … … … … … … … … … … … … … … … …
ブログランキングに登録しています。エントリーを書く励みにもなりますので、
応援いただければ、下記アドレスをクイックお願い致します。
         ↓
… … … … … … … … … … … … … … … … … …