悠久1287年～神田明神の『神田祭』

（神田祭コラボポスター「ご注文はお祭りですか？？」）

江戸三大祭の一つである神田明神の『神田祭』。昨14日に最大のイベント「神輿宮入」が催行された。私事だがここは本家の氏神様で、その御縁により何度か神輿を担いだこともあって、思い入れがある祭りのひとつである。

神田明神の創建は天平2年（730年）。当初は大己貴命（だいこくさま）を主祭神として祀っていたが、「承平天慶の乱」で天慶3年(940年）に討死した平将門公の首級が神社の近隣に葬られた由縁で、延慶2年（1309年）に将門公が合祀された。

※ちなみに“逆賊”とされた将門公についての神社の見解は、

「関東の政治改革を図り、命を賭けて民衆を守った兵（つわもの）」

であり、「承平天慶の乱」についても、

「京人（みやこびと）より“東夷（あずまえびす）”と呼ばれ虐げられてきた関東人が、自らを主張し始めた壮挙」（学習研究社編「週刊神社紀行22」に於ける宮司談話）

と位置付けられている。

『神田祭』が何時から催行されていたのかは定かではないが、徳川家康公が江戸入府後、慶長５年（1600年）の関ヶ原の戦いの出陣前に神社で戦勝祈願をされ、当時の神社の祭礼日９月15日に大勝を収めたことから、神田祭は山王権現（日枝神社）の大祭である山王祭と並ぶ徳川将軍家公認の「天下祭」と称されるようになったのである。

さて、神田明神とコラボしているのがアニメ「ラブライブ！」で、コラボ絵馬も結構知られている。↓