賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

真鶴の怪

 
職場の同僚(私の席の後ろの人)が死亡した。
 
月初めから音信不通の欠勤が一週間続き、もしかしたらマンションの自室で倒れているのではという事で、親族・警察立会いの上、不動産屋が開錠したところ、もぬけの殻。スマホだけが残されていた。
 
暫くして小田原警察署から連絡があり、神奈川県真鶴の海岸で発見された遺体が本人ではないかとの事。まさかという感に一同とらわれたが、親族の方が確認して、やはり本人だった。
 
死後5日経っていたので、検死の立ち会いについて警察は我々に「見ない方がいい」と。その意味はすぐ判った。
 
そして司法解剖の結果、他殺ではない⇒自殺の線が強い、との事。ご本人に釣りの趣味は無く、それらしきものも発見されなかったそうだから、やはり自殺なのだろう。
 
音信が途絶える前日まで、そんな兆候はまったく無かった。既に60を超えていた方で、別に金に困っていた訳でも無いようだった。それが突然の自殺とは・・・我々には思い当たる節がまったく思い浮かばない。
 
しかも、なんで遠い「真鶴」なのか?
 
風光明媚な観光地だが、一説には心霊スポットとのうわさもあるし、どうも近寄りたくない場所(真鶴出身の方には申し訳ないが)。
 
そういえば「たこ八郎」が変死したのも真鶴海岸だった。またここには“舞首”という怪異譚もある。
→※ Wikipediaで“舞首”を検索して下さい。不気味です。
 
改めて痛感したのは、「他人様の心の底は、誰にもわからない」。
 

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