その物語中の主要人物のひとり、生粋の博奕打ちである「ドサ健(ドサけん)」のセリフに、こんなものがある。
「平和なんて、この世にあるものか」
戦争が終わって世の中の目標は「平和国家の建設」と喧伝され、皆がそれを信じて生きていた。しかし、
“世の中は食うものと食われるものの二種類がいるだけ”
が信条のドサ健は、「平和」というものを信じていなかったのである。
この伝でゆけば、平昌冬季五輪に北朝鮮が参加を表明して以来、韓国では政府以下が「平和五輪」のお題目を信じ込んで、とうとう南北が五輪合同入場・チーム結成で合意・・・という処まで突っ走っている。
「恒久平和」なるものを頭から信じ込んでいる者と、「平和なんて、この世にあるものか」という思想を根底に「平和」も自己の戦略実現の一手段としている者とが対峙すれば、どちらが食われるかは明白である。
これからが正念場である。
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