『ゴルゴ13』、筆者にとっては小６以来45年に渉って読んでいるコミックで、主人公のデューク東郷に学ぶ処が多かった。特に今でも実践しているのは、下記の３点である。
●デューク東郷のように、仕事引き受けの可否は必ず依頼人と面談してから決定する。間違っても電話一本で安請け合いはしない。
●同一目的の仕事の二重引き受けは絶対にしないのがプロ。
●「賭け」の部分を極力排除しようとする姿勢と合理性の追求。デューク東郷の仕事に「賭け」の領域は存在しないに等しい。つまり依頼された仕事に番狂わせが生じないだけの徹底した調査と対策が講じられている。
もっとも三番目の点を厳密に行っていると、毎年の予算編成時にいささか齟齬が生じる時がある。挑戦的な営業予算計上を求める上司がいる場合、説得に手間取るのである。
『ビッグコミック』を買えたものの、もうすぐ来年度の予算編成が始まる。下から上がってくる数字を精査し、役員に説明するという作業の繰り返しで、頭の痛い時期である。
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