賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

森発言全文と女性蔑視騒動の本質

 

前にも書いたように今、日本中が「森女性蔑視発言」で「森叩き」に狂奔している。これはコロナ禍と「緊急事態宣言延長」で鬱屈していた民衆とマスコミにとって、格好の憂さ晴らしでもある。

 

更に酷いのは欧米のマスコミだ。森会長個人の発言をまるで日本の男性全体の問題であるかのように報じ、「森叩き」から「日本叩き」に転じている。

 

中共コロナウイルスで甚大な被害を被っている欧米の連中からすれば、被害が軽いイエロー・モンキー日本が癪でならないから、これまた格好の憂さ晴らしネタなのだろう。

 

ところでマスコミは連日のように「森会長の女性蔑視発言」と言いまくっている。そこで肝心の森会長の発言全文を探したら、ありました。スポニチ2月5日配信記事に出ていたので、敢えて以下に全文を。

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【3日の東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長発言】

(https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2021/02/05/kiji/20210205s00048000047000c.html )

 

これはテレビがあるからやりにくいんだが女性理事を4割というのは文科省がうるさく言うんですね。だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかりますこれもうちの恥を言いますがラグビー協会は今までの倍時間がかかる。女性がなんと10人くらいいるのか今、5人か、10人に見えた(一同笑い)。5人います。

 

 女性っていうのは優れているところですが競争意識が強い。誰か一人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局女性っていうのはそういう、あまり言うと新聞に悪口書かれる、俺がまた悪口言ったとなるけど、女性を必ずしも増やしていく場合は、発言の時間をある程度規制をしておかないとなかなか終わらないから困ると言っていて、誰が言ったかは言いませんけどそんなこともあります。

 

 私どもの組織委員会にも、女性は何人いますか、7人くらいおられますが、みんなわきまえておられます。みんな競技団体からのご出身で国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりです。ですからお話もきちんとした的を射た、そういうのが集約されて非常に我々役立っていますが、欠員があるとすぐ女性を選ぼうということになるわけです

(文中カラーは筆者による)

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筆者の見る限り、酷い女性蔑視の台詞が頻発しているとは思えないのだが。

 

敢えて言えば最初の段落の赤字部分「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」が蔑視ということになるのだろう。だが直後に「うちの恥を言いますがラグビー協会は今までの倍時間がかかる」と実体験的感想を述べているので、森会長は蔑視のつもりで言った訳でもなさそうだ。

 

中段の青字部分も森会長の女性蔑視とされているが、「~と言っていて、誰が言ったかは言いませんけど」と、森会長は誰かの発言を引用した過ぎない。しかも森会長は、女性が競争意識が強いのは「優れている」と称賛しているのである。

 

そして後段部分(緑字)は組織委員会の女性委員を褒めているのだが、これをマスコミは報じていない。

 

どうも森会長の影響力を排除したい者たちが「奇貨居くべし」とばかりに「森降ろし」の格好のネタとして使いたかったのと、連日のコロナ報道で国民を「コロナ脳」に洗脳して自信を付けたマスコミが結託し、それに一般人がコロナ禍の憂さ晴らしとばかりに乗っかったのが「森会長女性蔑視発言」騒動の本質ではなかろうか?

 

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