先週の安倍晋三・元首相暗殺事件以来、どうも心が晴れない。しかし悶々としていても仕方ないので15日(金)に千代田区霞が関の山口県東京事務所を訪れ、安倍氏の遺影の前で追悼の記帳を行った。
※山口県東京事務所(東京都千代田区霞が関3-3-1 尚友会館4階)
1 記帳台の設置期間:7月22日(金)まで(土日、祝日を除く)
2 受付時間: 午前9時30分~午後5時30分まで
人生は人それぞれにいろいろな事が起きる。そして人生の終わり方もまた、人それぞれである。大抵は病死や老衰だろうが、安倍氏のように不慮の出来事で人生終わる事もある。
筆者があの事件で思い浮かんだのは、この古(いにしえ)の一首だった。
「 生まるれば遂にも死ぬるものにあれば
今生なる間は楽しくを有らな 」
(この世に生れれば結局は死んでしまうのだから、生きている間は楽しく過ごしたいものだ)
これは万葉集巻三に載っている、大伴旅人(奈良時代の歌人、政治家)が詠んだ歌である。
残念ながら人生いつ終わるのか、そしてどのような死に方をするのか、それは神様から知らされてはいない。それ故に「人生は1日1日を大切に生きなければならない」とよく説かれ、これは私も頷ける。
しかしその上で、人生やはり楽しく生きるべきだと思うのである。
還暦迎えた筆者は期するところがあり、これからは自分の好きなこと・楽しいと思えることだけをしようと考えている。
「おもしろき こともなき世に おもしろく」の精神で。
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