首都圏なら東京ビッグサイトや幕張メッセ、関西圏ならインテックス大阪などで頻繁に開催されている各業界各分野の展示会・見本市では、出展者による商品や技術展示とその解説のみならず、同時に開催される講演・セミナーも充実している。
(※但し大方の展示会の趣旨は“商談”なので、来場者登録の際は主催者の設問に答えるか名刺が必要な場合が多い。)
各界の専門家や中央官公庁の幹部、或いは国会議員らによるセミナーは概ね1セッション当たり40分~60分。それらが大抵の場合Web事前予約で聴講無料なのだから、お値打ちなイベントと言えるだろう。
去る5日(水)~7日(金)の3日間、東京ビッグサイトに於いて開催された
【危機管理産業展(RISCON TOKYO)2022】
ここでも有意義な講演・セミナーが数多く開催された。その中で筆者が聴講したのが[BPC・事業リスク対策]カテゴリー中のひとつ、
< 航空自衛隊の危機管理~対応のプロセスと人材について~ >である。
(「航空自衛隊2022」)
最終日の7日(金)に開催されたこのセミナーの講師は前航空幕僚長(第35代)、元空将の丸茂 吉成氏。
退官されたのが一昨年の8月との事でもあり、我が国の安全保障環境を巡るHOTな内容も織り交ぜた、現在航空自衛隊が実施している危機管理プロセスの一端がよく理解できるものだった。
かねて述べているように各種講演・セミナーの内容詳細を不特定多数の人が閲覧するネット上で全部公開する訳にはいかないので、内容の概略を以下に記す。
○我が国を取り巻く安全保障環境の厳しさ~戦後最大の試練
○航空自衛隊の新たな任務~「宇宙作戦群」の新設
○領空侵犯、弾道ミサイル、災害派遣等に対処する航空自衛隊の活動
○航空自衛隊の危機管理プロセスについて
○BPC・事業リスク対策
特にタイトルでもある「航空自衛隊の危機管理」については、その全体像の概略ながら下記の解説があった。
・危機=自然災害 + 防衛事態
・航自の日頃の危機対処準備は「有事防衛行動」を基準としている
→ 常に有事を想定し行動
・「PDCA」= Plan、Do、Check、Act
情報収集と計画作成、訓練、点検評価、処置
・危機の際には→ 計画見直し、初動対応、日々の計画に加え臨機応変
・(みる)→(わかる)→(きめる)→(うごく)→(みる)~の繰り返し
⇒ これは米空軍の問題解決技法でもある
こういった航空自衛隊の危機管理技法と実際の災害対処出動事例については企業活動に於いても参考となるものであり、改めて拝聴の機会を得たいと痛感する。
この【危機管理産業展(RISCON TOKYO)】は次回開催が2023年10月11日(水)~13日(金)と一年先であるので、もし本件に関してお問い合わせされたければ主催の<RISCON TOKYO 事務局>へ御一報されるのがよろしいかと思う。
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-4-2大同生命霞が関ビル4階 アテックス(株)内
TEL:03-3503-7641/FAX:03-3503-7620/E-mail:ofc@kikikanri.biz
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