(興研(株)製の高性能マスク「ハイラック350型」、筆者使用品)
昨年3月28日エントリー、
< 化学兵器防護の関連銘柄 >
(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2022/03/28/233644 )
そこで記した化学兵器防護の関連銘柄で防毒マスクを扱っている
の保有株を半分売ることにした。
同社は同業の重松製作所(東証STD、7980)と共に防塵・防毒マスクの2大メーカーとして知られている。また防衛省向け防毒マスクを独占供給しているのも強みである。
売却の判断材料は以下の2点。
- 当分の間、ロシアによる化学兵器使用可能性が低下したとみられるため。
- 5月に入り都内中心部の人流を筆者が観察するにマスク着用者の割合が1か月前の9割以上から、ここ2週間で7割程度まで落ちたため。
経営指標の点で見ると、26日終値ベースで
PER(会社予想)(連)15.50倍
PBR(実績)(連)0.68倍
1株配当(2023年12月期会社予想)25円
配当利回り(会社予想)1.53%
そして2023年12月期業績の会社予想は対前年-36.2 %の減益。
コロナ特需は終焉を迎えつつあり、また化学・生物兵器対策特需は今後ぶり返す可能性は残しつつも防衛予算がどれだけ回ってくるか判然としないので、ここは一旦休むに如かずといったところであろう。
但しロシアによる核兵器&生物・科学兵器使用リスクは依然として消えていない。再び脅威が高まればこの株の出番もあるので、そこは臨機応変に。
ちなみに冒頭掲載のマスク「ハイラック350型」は米国規格N95合格かつ日本の防塵国家規格DS2合格のマスクで、医療機関ではポピュラーな高性能マスクである。職業柄高性能マスクを必要とする方々だけでなく一般のマスク愛好家(含む「マスク警察」諸君)にもお薦めの逸品と言える。
通販価格は1箱(10枚入)で概ね¥2,400~¥2,700。
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