再来週の24日、世界最大の半導体製造メーカーであるTSMCが熊本県菊陽町で建設中の新工場が竣工し開所式を開く。
日本経済新聞2月4日配信記事↓
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(https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78217290T00C24A2EA4000/ )
熊本県で建設を進めてきた台湾積体電路製造(TSMC)の新工場が、24日に開所式を開く。着工から1年8カ月という異例の速さで工事を終え、今年末の量産開始に道筋をつけた。(以下略)
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そしてTSMCは7日には第二工場も同じ熊本県内に建設すると発表した。
TKUニュース2月7日配信記事↓
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TSMCが正式発表「第2工場も熊本に建設」 総投資額は3兆円規模に
(https://www.tku.co.jp/news/?news_id=20240207-00000015 )
総投資額は3兆円規模とみられています。台湾の半導体製造大手TSMCは昨夜、「第2工場も熊本県に建設する」と正式に発表しました。TSMCの子会社で、運営にあたるJASM(ジャスム)に新たにトヨタ自動車も出資します。(以下略)
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これらの発表に先立ち、先月22日~24日に東京ビッグサイトで開催されたエレクトロニクス、半導体関連産業の展示会『第39回 ネプコン ジャパン -エレクトロニクス 開発・実装展-』では、
「グローバル生産と次世代技術へ向けたTSMCの戦略」
と題しTSMCのSystem Customer Strategy, Senior DirectorであるDr. Long Song Lin氏による講演(約30分)が行われた。
次世代の最先端半導体製造技術に関するTSMCの戦略を調べているためもあって筆者も聴講したので、概略(※)をご紹介したい。
(※) かねて述べているように各種講演・セミナーの内容詳細を不特定多数の人が閲覧するネット上で全部公開する訳にはいかないので、内容の概略を以下に記す。
・各種図表を用いた半導体業界の歴史と技術進歩を解説。
・(TSMCは)半導体業界の未来は明るいと見ている。
・同社は今後も技術への投資増を継続し、業界をリードしてゆく。
・半導体の生産能力をアップするため製造拠点への投資を行ってゆく。
・本拠地の台湾の他、米・中(南京)・日(熊本)の拠点についての説明
・「TSMC Japan」の拠点(東京、大阪、つくば)について
正直なところ特に目新しい話は無く、また30分という時間的制約もあるので概ね予想通りの講演内容であった。
ちなみにこの講演は[有料(27,000円)]。費用対効果に見合うだけの内容とはとても思えなかった。当ブログでは産業展示会に於いて同時に開催される各種のカンファレンス聴講をお薦めしているが、“ハズレ”もあるので要注意である。
(以上はあくまでも筆者個人の感想です。)
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