賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

憲法記念日での珍光景

 

昨3日、都内で珍しい光景に出くわした。

 

千代田区平河町から地下鉄永田町駅に向かう途中の路上で、国旗と共に「亡国の憲法改正阻止」とか「保守を装う反日亡国」「憲法改正絶対阻止」とか書かれた垂れ幕と旗指物をズラッと並べた連中がマイクで「憲法改正反対」云々と叫んでいる。

 

 

彼らが向いている先は平河町砂防会館。そこでは「第26回公開憲法フォーラム」(民間憲法臨調など共催)が開かれていた。筆者も一昨年出席し各界の有識者の提言に耳を傾けたものである。

(※)2022年5月4日エントリー、

< 死にたければ日本国憲法墨守で >

(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/2022/05/04/134745 )

 

 

画像にあるように「新党くにもり」の旗指物も立てられていたが、ここはたしか基本政策として「日本国憲法廃棄と自主憲法制定」「取り敢えず憲法改正から」を謳っている筈。しかし何で「憲法改正反対」なのか訳が分からない。

 

そこにいる人々を端から端まで数えたら人数は約60人程、年齢構成は多い世代から60代後半~80代が約40人、それ以下のうち明らかに20~30代は数人しかいなかった。

 

左端に街宣車が止まっており、スタッフらしいきちんとした身なりの20代後半くらいの若い人(彼が一番まともそうだった)がいたので尋ねてみた。

 

 

筆者「亡国の憲法改正って何なんですか? 本当の保守は憲法改正に反対とか喋ってられますけど意味不明なんですが?」

 

若い人「実は私にもよく分からないのです…そこの集会の主宰者の民間憲法臨調の中に日本会議の人がいるらしいからなのですが…」

 

筆者「それって政府機関?」

 

若い人「いえ、違います」

 

筆者「民間団体の行事に抗議の街宣かけるって凄いですね。ところで道路占有許可は取ってあるんですか?」

 

若い人「すみません、私も知らないのです…」

 

なんか気の毒な感じがしたので礼を言いその場を離れた。どうも団塊世代パヨクと反ワクチン系、そして様々な不平不満分子の野合による街宣のようで、連中の話を聞いていると民間憲法臨調の櫻井よしこ氏をはじめ駒澤大学名誉教授の西修氏、関西大学教授の河田惠昭氏、国士舘大学教授の百地章氏らを「偽装保守」と攻撃したがっているらしい。

 

要するに現在70代が中心の団塊世代は左右を問わず暴れたい盛りといったところか。

 

後刻その界隈を管轄下にしている麴町警察署に尋ねたところ、連中の街宣はやはり無許可だった由。更に呆れたのは麹町署の対応で、明らかな違反行為だったにも関わらず何か面倒くさそうな感じで取り締まる気ナシとしか思えないようだった。

 

そういえば筆者のサラリーマン時代に会社の若い衆が麹町界隈でチンピラ風のおやじに絡まれたことがあった。麴町署に届けたところがロクに調書もとってくれなかったのを思い出した(18年前の事)。

 

ま、警察も所詮はお役所のひとつ、こんなもんである。

 

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